野良猫を保護して…

2016年1月26日(火) 2016-01-26T22:57:08+09:00 713 / 4

天気予報で「この冬最大の寒波が来る」と警鐘していた数日前のこと、側溝にうずくまっていた黒い猫を発見したと、近所の友人から連絡を受けました。
なにわともあれタオル1枚と貴重品だけ手にして、自転車を走らせて状況を見に行くと、泥だらけで力がないような状態…
「これは体が冷えすぎてる。すぐに暖めないと危険だ」
友人は猫を飼った経験があるので、体温が低下していることに気づいていたところでした。まずは泥を落として暖めないと…と。
猫がお湯をいやがるのは百も承知で、友人が泥を落とすためにお湯で洗い、私は近くのHCへ猫専用の牛乳とウエット餌をとりあえず買いに行く。
体が温まったその子は特大のうんちをしてくれて、よし胃腸が動き出した、あとは食べさせなきゃ…
そこで保護先の話に。
今の友人宅では狭すぎて、暖房設備も人間仕様で猫には酷だと話し合い、私の家（登録した後に広い家へ引っ越したため）の方が電気敷き毛布や温風機などがあることを考慮し、我が家で預かることになりました。
体が冷えないうちにダンボールの中に毛布を入れてくるんで移動した後、電気敷き毛布とエアコンにスイッチを入れ、温風機を出してきて部屋を温め、ようやくお水とご飯を食べてくれてひと安心。ただ心配だったのは、地域猫になっていたようで避妊手術の形跡があったことと、友人曰く「手術の跡がずさんすぎないか？」という一言でした。
その日は友人も泊まってくれて、私の不安も半分になりました。
翌日は友人が仕事だったので私一人で面倒をみることに。お家の場所とかトイレの場所とかいろいろ試行錯誤して決めたのはいいんだけど、別の所でおしっこしちゃったり、全くご飯を食べてくれなくなって…仕事終わりに友人が様子を見に来てくれるも、前日より元気がなさそう…もう少し自由にさせてもいいかなとしたのが悪かったのかしら…
とりあえず今日は夜遅いし、昨日はご飯食べてるから容体が急変したら病院に連れて行こうと話した次の日…
朝起きたら寝床で眠るように天国へ旅立っていました。何度も何度も話しかけても返事がなくて、友人も呼んで様子を見てもらって…気が動転したうえ、一日中泣きはらしました。
自分がもっと勉強していれば…自分で対処できるようにできれば…
今でも後悔ばかりです。
後で分かった話ですが、やはり地域猫になっていたようで、同じ時期に生まれた兄弟たちのほとんどは大寒波に耐えられず亡くなっていたそうです…

自分の力の無さを痛感した出来事でした。後悔しきれないことばかりですが、まだまだ勉強しなきゃいけないと本気で思わせてくれました。