このとき、私には、『あわよくば、1~2匹は自宅の子にして、多頭飼いしたい…』という野望がありました。そうすれば、里親探しは2匹で済むし!正直、猫の貰い手探しは大変そうな印象で、それで腰が引けていたところもありました。
しかし、保護にあたっては2つ誤算がありました。
良かった誤算は、父がとても協力的だったことです。
父は野良猫は追い払う派で、自転車小屋の仔猫たちにも良い顔はしませんでした。なので、怒られるんじゃないか(この年齢になっても親が怖い(笑))と思っていたのですが、どうやら『責任は私が持つから!きちんと里親探すから!』と言ったので、そうか、自分には責任がないのか、と気楽になった模様です。
その後、私の『新しい家族を探す子たちだから、「私」に懐いては困る。「人間」に慣れさせたいから、気が向いたら遊んであげて』という言葉を待っていたかのように、毎日、せっせと仔猫と遊んでいました。
自営業の家なので、昼やら夕方やら、ゲージから1匹出して遊び、戻しては次の1匹を…と可愛がっていました。
考えてみれば、コタロウさんとも、私より仲がいい…!ジェラシー…!
父とコタロウさん
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帝王:「お父にゃん、その柿は熟れ過ぎだニャ」
父:「いいんだよ、年とったら柔らかい柿が食いたいんだよ!放せ!」
悪い誤算は、コタロウさんが、他の猫を断固拒否派だったことです。
コタロウさんも野良猫出身、5匹兄弟だったので、きっとすぐにその頃を思い出すだろう、と甘く見ていたのです。更に、私の家では今はコタロウさんだけですが、以前は犬、猫、ウサギ、フェレット、チャボ、鶏、インコ…と多彩な動物を飼っていた経緯があり、いつも家には大体2~3種いたので、多頭飼いは簡単だと思っていたのです。
甘かった…!コタロウさんは、仔猫達をまったく受け入れず、家出まで敢行、ご飯と寝る時しか帰ってきません。いや、完全家出だったら本当に困るんだけれども!
ハロウィンのコスプレは許してくれるのに、他の猫の存在は許してくれませんでした…。
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仔猫達は最初の1週間くらいはなかなか心を開いてくれず、コタロウさんは怒りの毛玉と化している…。この時は先の事を考えると胸が潰れそうで、胃も痛く、うっかり里親探しダイエットになってしまいましたが、今では笑って話せます。
なぜなら、とても良い里親さんに恵まれて、4匹の仔猫が、4匹とも、とても幸せになってくれたからです!
次からは、貰われていった子たちの事を日記に書こうと思います♪
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