我が家に来て数ヶ月後、避妊手術を受けるための術前検査をした際に、心音に雑音があり緊急でレントゲンを撮ったところ、心臓があり得ない大きさに肥大していることがわかりました。とても麻酔をかけることはできないため、手術は中止となりました。
すぐに川崎にある「日本動物高度医療センター」を受診し、「先天性心房中隔欠損症」と確定診断がつきました。
いつ心臓が止まってもおかしくない。突然死も覚悟してください、とも言われました。
おんニャの仔でも、避妊手術を受けないと発情期にあちこちマーキングをします。
ポルコと暮らした6年4ヶ月のうちの半分は、このチッコテロとの戦いでした。
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おトイレチュのマロン坊をパチりっ!
神妙なお顔をして、チッコをしているマロンもカワユイです^^
手前の黄色トイレではモモ兄たんもトイレチュでした(笑)
家中のドアや窓・玄関など、いわゆるお外に通じる場所が標的となり、私は起床後と仕事から帰宅後はぞうきん&トイレットペーパー、重曹水スプレーを持って後処理に追われました。だいたい20カ所くらいあったのかな...。
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すっきりして、お砂をカキカキ。
このトイレは白枠部分がうまくガードしてくれるので砂の飛び散りが少なくて済みます。
辛かったです。本当に、しんどかった。
春先は、いつも精神的に大きなダメージを受けていました。掃除しても、掃除しても、後から後からチッコテロをしまくるのです。
ターゲットになる場所には、ペットシーツをガムテープで固定して防御したり、柑橘系のスプレーを吹きかけて近づかないようにしたり、いろんな工夫もしました。
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ブレブレ写真ですが、左手で白枠をかきかきチュのマロン坊。
最近は、この枠部分を一生懸命カキカキしてます^^;
今、一緒に暮らしている黒猫・モモは、外猫時代にかかった猫風邪ウィルスの影響で右目に穴が開き、それがうまい具合に癒着したため視力がほとんどありません。
加えて、常時涙目&鼻水も飛ばすので床にはドット模様の(笑)汚れが点在しています。
「病気になって、お金がかかるから」と、飼い主に保健所へ連れてこられた猫。
「海外転勤が決まり、一緒に連れて行けないから」と8年間一緒に暮らしたロシアンブルーを自ら保健所へ持ち込んだ飼い主。
もう、そんな話はウンザリです。
しっぽ家族を迎えたら、何があろうと最期の瞬間まで責任を持って天寿を全うさせてください。
猫と暮らすということは、その仔のすべてを受け入れること。
猫は永遠の三歳児、とも言われるように、一生お世話の手はかかります。
そのことをよく知った上で、猫との暮らしを考えて頂きたい、切に思います。
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