用もそこそこに「猫は?」
はい、うちの父は、私の父親だから当然といいますか、猫好き(というより動物全般好き)な人間です。
はーろは私以外の人間を怖がるんで、前回来た時は、逃げちゃって姿を見られなかったんですね。
今日はちょうど、はーろがベランダ側の窓辺で日向ぼっこしてるところに来ましたので、外から見せました。うちはアパートの1階なので。
うん、確かに不審者かもしれませんね。ベランダ越しに猫に話しかけるオッサンなんて……
でも姫様、そのオッサンは実の娘より猫を溺愛する、ばあやの父親なのです。姫様に危害をくわえたりはいたしません。
私が父の隣にいたからか、愛想なしでしたが、父が満足するまで、逃げずに窓辺にいてくれました。
ありがとうございます、姫様。
しかし、ベランダ・窓越しとはいえ、私以外の人間を見たのが怖かったのか、いつも夕方になるまで膝に乗って来ないのに、今日は昼から膝にしがみついております。
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膝の上で半分寝ながら、ばあやの手を舐める姫様。我慢してくださって、ありがとうございました。
まだ私と椰が実家にいた頃の事です。
私と父がコタツに入っていて、私の膝には椰がいました。
父の手が湯呑に当たり、熱いお茶が零れた瞬間、父が発した一言。
「ナギ! 大丈夫か!」
……椰はさっさと逃げて、私の手にお茶がかかっていたんですが。
それを告げると、「ああ、大丈夫か?」と棒読み……(- -#)
椰を連れて実家を出た後、ちょっと椰を病院に連れて行ったので、帰りに実家に寄ったことがあります。
私を見て「ああ、来たん」と面倒くさそうに。
しかし、キャリーの椰を見るなり一転、「ナギ~来たんか~久しぶりやな~」と全然トーンの違う声。
……普通、父親って娘(それも長女、一人娘! 弟いるけど)を可愛がるものですよねえ……(- -#)
私は猫以下です。まあ、私の方でも、父は猫以下ですが。
そもそも、椰は、父が欲しいと言ってもらってきた子でした。
ララの時は小学生にもなっていない私に「自分が欲しいと言ったんだから、自分で世話をしろ」とさせたくせに、椰は「猫の世話はおまえの仕事」と押し付けてきました(- -#)
結果、椰は私でなきゃ駄目な子になっちゃったんですけどw
私は昔から両親と折り合いが悪く、その為、実家を出ています。まあ、隣町ですが。
離れている間に色々あって、まあ、一緒に暮らすんでなければ、普通の関係にまで修復できました。
ちなみに本日の父親の用事とは「イカナゴのくぎ煮を作ったから○○(私の弟)に送ってやってくれ」でした(- -#) 弟は、少し離れたところに住んでいます。
宅配便用に梱包したのは私。送料も私負担(- -#)
私と弟は年が離れているので、私が長男扱いで、弟が次男扱いになっています(- -#)
話が逸れますが、イカナゴのくぎ煮。
阪神大震災以降、全国区になりましたが、明石を中心とした兵庫県南部に古くからあるものです。
何故か、昔から、作った人は近所や親戚に配ってました。自分の家の分だけ作るということはなく、最初から配る為に作る。なので作らない人もイカナゴは良く食べます。
この辺りでは、イカナゴが春の訪れを告げるもの。で、長時間煮込まなきゃいけないんで手間がかかる物。で特産品ということもあって、元々配るものだから、お礼はイカナゴのくぎ煮になったんでしょうね。
さて、膝から離れない姫様ですが、ばあやが洗濯物を片付けていた時は、クローゼットの上の段に上ってました。
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夏用のイグサの敷物の上にちょこんと座って可愛い。
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