飼い猫、無事に保護

7日の朝、いつもなら私が動くと自分も動く飼い猫が出てきませんでした。
床で寝てしまっていた私は、珍しいなと思いながらもベッドの上の茶色の塊(後にスカートと判明)を確認し、時間がなかったため餌などの準備をし慌てて外出しました。
外出先で、ふと朝のことが気になり、もしかしたら体調が悪くてどこか見えないところで苦しんでいたのかと嫌な予感がしましたが、なかなか用事が終わらず、帰りついたのは15時半。
急いで家中を探しますがどこにもいません。
窓の鍵を締めているが、ドアの鍵は締めてない。猫はいない。
ドアを開けられるわけないと思っていたけれども、この状況ならなんとかして出たということがわかり、パニック。(あとで確認したところ、ドアが壊れててノブをまわさずに押せば開くようになっていました)
いままでドアを開けた時に脱走されたことはありましたが、アパートの敷地内で収まり、逃げるどころか私を待つことすらありました。
野良時代も、ほかの野良がきたら真っ先に逃げるほどの臆病さ。
天候も良くなかったので近くにいるだろうと探しますが、気配もありません。
友人も呼び、探しますが全く見当たらず、その日はtwitterで拡散をしました。
8日は各所に電話した後に探しますがおらず、夕方やっとチラシを100枚作成し、夜近くのアパートと戸建てにポスティングします。
9日の朝と夕方に目撃情報が500m圏内から1件ずつきましたが、時既に遅し。脱走時から数時間おきにきていたお家にも3日からは姿を現さず、発見できませんでした。
それからひたすら足で探す、ポスティングの範囲を広げる、チラシの掲示を依頼するなどをし、チラシ掲示をして下さった店員さんやtwitterをみた友人やそのまた友人、知らない方など様々な方から情報をいただきました。
なかにはよく似た別の猫の情報も多かったのですが、協力していただけるだけありがたい。
肝臓が悪く未去勢だったためよく動いていたようで、確実な目撃情報は家から500m～1kmの範囲でした。
間に大きな道があったため、いつ事故に遭ってもおかしくありません。
そんな状態で目撃情報を得る→そこを重点的に探す→また別の…の繰り返しだった、脱走9日後、知人から知人の知人がいまみたらしいという情報が入り駆けつけたところ、またいない…
めげそうになりながらも、餌を置いてみて周囲を探していると、元いた野良猫とは別の声が聞こえ始めました。
また1周してみると餌の近くに飼い猫が！
野良猫にびびって逃げる前の体勢でした。
幸い野良猫よりも飼い猫の方が私に近い位置にいたため、名前を呼びながら餌で釣って、怖がりながら食べているところを抱っこし、洗濯ネットにいれて連れて帰りました。
慌てて出たためケージを忘れ、近所だったのでそのまま抱っこで連れて帰りましたが、途中かなり暴れました。
我が家の500m圏内は一本道。そこで縄張り争いに負けて、帰ってきたくても帰ってこれなかったのかもしれません。
抱っこを嫌がる子だったらもう一戦あったと思いますが、人馴れしている子でよかった。
後ろ足に少し怪我をして、首輪も薄汚れて緩くなって、肥満猫だったのが標準猫になって帰って、臆病の度合いを増して帰ってきましたが、命があって本当によかった！
よっぽど外が怖かったのか、私の横にひっつきっぱなしですが、よく食べて寝て早く元気になってほしいです。