似ている仕草

2016年4月21日(木) 122 / 0

雨ですね。

一昨日の夜、ふとはーろの仕草で気付きました。
はーろは撫でて欲しい時、撫でて欲しい場所に、私の手を誘導します。
これ、実家で飼っていたシベリアンハスキーのファングがよくやっていた仕草でした。
猫のＳＮＳで犬の話と言うのもあれなんですが……

シベリアンハスキーのブームが起こる、少し前の時期でした。
父の知人でハスキーを飼ってらっしゃる方がいまして、ある時、その近所の方が、ふらふら道を単独で歩いているハスキーを見かけ、その知人宅の犬だろうと、連れてきてくれました。
が、その御宅のワンちゃんは、勝手に出かけたりせず、ちゃんと家におりました。
そのまま保健所連れて行っても処分されたら可哀想だし、でもその知人宅ではハスキーなんて２匹も面倒見れないし……というわけで、我が家で一時預かりしていたのですが、結局、飼い主は現れず、我が家で10年ほど生き、虹の橋を渡りました。

ブームが起こってからは、悪質なブリーダーが無理な交配をした為か、毛色の微妙なハスキーを見かける事もありましたが、ファングの外見はスタンダードなハスキーでした。
黒と白にくっきりと分かれた毛並。
右がアイスブルー、左が茶色の、オッドアイでした。そして当然の如く、聴覚障害があり、ほとんど音が聞こえていませんでした。

片目を失明しているはーろ。撫でて欲しい場所に私の手を誘導して、私の顔も良く舐める。
おとなになってからウチに来たのも同じですね。

ファングはブームの前に生まれていたのに、ファングが死ぬ数年前、溢れていたハスキーは、パッタリ姿を消していました。
寿命であるはずがありません。ファングより若かったのですから。中には、悪質な交配で健康に問題があった子がいたかもしれませんが……
ハスキーは、はっきり言って、アホです。やたらテンション高いし、鳴き声もうるさいし、そのくせ、人懐こいので番犬にならないし。元がそり犬だから、力も強いし。
カッコ良い外見の割に、非常に飼いにくい犬です。
だから、安易に飼う犬ではありません。我が家は父親が動物好きで、世話が大変だからと放棄する発想自体がなかっただけの話です。

実際にあったブームの結末を知ってるから、今の猫ブームが怖いです。

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