
ちーすけは13年と8ヶ月前、某大手ペットショップのチェーン店で売られていた猫です。
当時、カミさんはその店でアルバイトをしていました。
子供ちーすけ、一度は売られていったのですが、残念ながらその日の内に返品されてしまいました。
(命あるものなのに「返品」という言葉、嫌ですね)
お客さんが家に連れて帰ったところ、段ボールのキャリーバッグはう〇ちだらけ、
下痢状態な上、大量の回虫がいたのだそう。
しかも回虫の混じった嘔吐までしたそうです。
実はここの店長、駆虫治療中であるにもかかわらず
お客さんにその事を告げずに売ってしまったんですね。
その後ちーすけがショーケースに並ぶことはなかったそうです。
お店の人の話ではブリーダーに返却という事みたいでしたが…。
見かねたカミさん、店を辞める事にしてその子を引き取ることにしました。
ちなみに定価の7割を払わされたそうです。
本当は血統書もあったそうなのですが、ずさんな事に最初に売ったお客さんから
返してもらっていないので私たちの手元にはありません。
私たちには必要ないものだったので特に請求もしませんでしたが。
当時、私はそれまで勤めていた出版社を辞め、フリーランスとして働き始めたばかり。
カミさんともまだ籍は入れていません。
何の断りもなく突然猫を連れて来た彼女と言い争いになったりしましたが
もう連れて来てしまったものは仕方がないので受け入れることに。
その時の私は特に猫に興味もなく、何よりも喘息持ちだったんです。
(しかも喘息持ちのくせにヘビースモーカー…。ストレスが多かった私に煙草は必須でした)
その上、当時住んでいたマンションはペット飼育不可の物件。
どうしたものかと考えましたが、私自身の専用の仕事部屋も必要だった事もあり
とりあえず引っ越し先を探す事にしました。
喘息も心配ではありましたが、こうなった以上、発作が現れない事を祈るのみ、でした。
子猫時代のちーすけ。

床が散らかっているような気もしますが私には何も見えません(^_^;
幸いその後、喘息の発作は起きることもなく、半年後にはペットOKの物件に引っ越しました。
結局マンションの管理会社には半年間ダマテンで通してしまいました。ゴメンナサイ。
煙草もやめました。当たり前ですね(-。-;)
引っ越したばかりの頃。

1歳くらいです。
こちらは3歳くらいの時かな?

後ろのレコードジャケットのデビッド・シルヴィアンに負けない位ハンサム君に育ちました(笑)。
新しい住居は以前住んでいたマンションより古いアパートでしたが広々とした物件です。
ここで初めて念願の私専用の仕事部屋が出来ました。
その6年後、何とか家を持つことが出来、現在に至ります。
ちーすけを連れて来たときカミさんは、
「この子は身体が弱いから5~6年くらいしか生きることが出来ないかもしれないね」と
よく話していました。
最初は正しい猫の飼い方がよくわからず、ずいぶんちーすけに不適切な事もしてしまいました。
下痢や膀胱炎もひどく、通院代もかなりかかリました。
そんなちーすけですが今はもう13歳。
身体は相変わらず弱いですが、私の人生のパートナーとしてかけがえのないものを与えてくれました。
猫と一緒に暮らす素晴らしさを教えてくれたカミさんとちーすけには、とても感謝しています。
その後、家族も増えてしまいましたがこれはちーすけにとっては少し迷惑だったかな?
ちなみにどうしても私の所では飼えなかった場合の事をカミさんに尋ねると…
「その時は実家に連れて帰って育てるつもりだった」んだそう。
そこまで考えているなら連れて来る前に一言相談があってもよかったんじゃね?
本日のちーすけ。

お天気がいいので体調もすこぶる良好。
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