先住猫さんがいらっしゃる方で、私が募集をしている写真を見て、先住さんをお迎えする時と
同じ気持ちが湧いたので応募をしました、「一目惚れです」とお会いした時にお聞きしました。
お見合いの時はネコ話しで盛り上がり、問題なくトライアル開始となりました。
2週間のトライアル中は、里子に出した子が、先住さんに甘えたくて頑張って寄り添い
先住さんもそれを見て見ぬふりして様子を伺うという感じでした。

1週間たたないうちに「うちの子にします!」と宣言していただきました。
しかし、環境の変化からか里子に出した子に軟便が続き、通院の日々。
トライアル前に何度か検便はしていたので、見つからなかった菌などがあったのか
里親様はお仕事があるから大変だと思い、預かって面倒を見て治ったら
またお連れしますと伝えても「責任を持ってお世話します!」との返事。
申し訳ないと思いつつ、お願いをしました。
なんとか完治して、避妊手術を実施することも出来て一安心。

その後私の方で色々あり、先住猫さんしかいなかった時の状況を聞いて絶句。
とにかく鳴いて大変だったと。疲れるまで遊んであげ、休日にでかけることも出来なくなり
今思い出せばお互いが地獄とまではいかないでも、大変な日々だったと。
その時の住居ではダメだと思い、広い家に引っ越して、そしてこの子にお友達を作って
あげようと思い、それを実行された。
お陰でご飯頂戴の催促以外で鳴くこともなくなり、今は幸せな日々とのことです。
先住さんを手放すことなんて考えることなく、お互いにとってベストな方法を実行して
解決した里親様には頭が上がりません。
こうあるべきだという飼い主としての理想の姿勢も持っておられ
素晴らしい里親様に出会えたことを感謝せずにはおられません。
お互いにどんな人かを知り合い、信頼を得るための努力も大切です。
「命」を簡単に譲ってもらえるなどと思わず、そこに「尊厳」「責任」「愛情」を
見せてこそ、募集主は安心すると思います。
文句ばかりを言う前に、もっと相手を自分を知ってもらおうという気持ちも必要ですよ。
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