
最初に出会ったのは’93年。三重県菰野町の御在所岳で飼育されているカモシカと野生のカモシカを同日、見ました。10年位前まで、御在所ロープウェイの山上公園駅西方に日本カモシカセンターがあり、アメリカやスイス、中国等のカモシカを飼育していました。
更に御在所山上ホテルのレストランで食事中(ステーキと赤ワインを注文)、外に野生のカモシカが現れました。そのカモシカを見ようと、どやどやとオバハン連中が私の席の所に集まってきて、気分は台無し。

次は’00年頃、高知県馬路村魚梁瀬(やなせ)の神山林道にて。道のない熾烈なヤブ漕ぎを要する綾木森に登頂後、下山して林道を歩いている時、カーブを回った先にいきなり立っていました。しばらく互いを凝視後、カモシカが逃げようとしたので、「ちょっと待って!」と言うと、一瞬立ち止まってこちらを振り返ってくれました(拙著の裏カバー写真)。

3回目と4回目は’14年。この年は日本屈指の森林鉄道、魚梁瀬森林鉄道の無名の支線の廃線跡とその周辺の無名峰を登っていたのですが、北川村の蛇谷山と矢筈谷林道かどっかの林道を歩いている時、出会いました。前者では尾根を登っている時、前方30mほどの地点に現れ、しばらくこちらの様子を見ていました。

鹿なら人間の足音を聞いただけで逃げるのですが、カモシカは好奇心から、すぐには逃げないのです。
他にはイタチ系も好きですが、野生のものはすぐ逃げるので、シャッターチャンスがなかなかありません。
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