そのうちの7匹は、団地の猫が産みました
母猫は3頭。同じ色柄で同世代っぽいので、恐らく姉妹ではないかと思います
1階のベランダで子育てをしていました
元々、こちらの猫の不妊去勢をお願いされたことのある知人Aさんがいて
そのAさんへベランダの住人からのSOSでした
「猫をどこかへ連れて行ってもらえないか」
この春に遺棄されていた乳飲み子を頑張って育ててくれていましたが、もう限界とのこと
猫アレルギーも酷くて猫に触れません
Aさんは離乳まで様子を見て欲しいと頼みました
離乳の時期がきてもベランダで子育ては続いていました
3頭の母猫は不妊手術を受け、さくら猫になりました
(ここのおうちの人は餌はあげていません)
さて・・7匹の子猫です
どこも受け入れはできず・・
有難い事に、こちらのサイトの中で「預かりましょうか」とお声をいただきました
ところが、当日になってベランダにいた子猫が2匹だけになっていました
母猫たちが移動させていたのです
残っていた2匹を預け、お世話をお願いすることになりました
問題はここから。
預かりさんからAさんに連絡があり、「子猫がカビ(真菌)です」
と言う連絡と同時に、ベランダの住人からの電話が入りました
「子猫が戻ってきた」
4匹の子猫を連れて母猫たちが戻ってきたのです!
そう。カビの子猫たちが合計7匹になりました
先に預かりを申し出てくださった方は、「あと2匹は受け入れ可能」とのこと
Aさんと私とでベランダへ様子を見に行ってきました
母猫3頭と子猫がベランダの箱に入り、まったりとしていました

ここから1番状態の悪そうな子を2匹だけ選ばなくてはいけません
それは、命の選別と同じこと
預けている子達が里子に出たら、また順番にお願いできるかもしれない
それまで外で頑張って欲しい
謝りながら、1番カビの酷い子と目に風邪の症状の出ている子をキャリーに入れました
写真の奥のキジが片目の症状が悪い子です
カビがなければ残りの4匹の預かり先は決まっていたのですが、キャンセルに。
こちらの白キジ?2匹と1枚目の茶白が居残りになりました

逃げた母猫のうち、1頭が戻ってきて離れた場所から私たちの様子を見つめていました

この母猫も特訓をすれば、人に慣れる子かもしれない
でもごめんね。できない。
写真のように1匹の子猫は、箱から出られるのは時間の問題です
頑張って里親さん見つけるから
そうしたら、あなた達も預かりさんの家に連れて行けるかもしれないから
箱の中からこちらを見つめるまっすぐな目を直視できませんでした
本当に申し訳ない
必ず助けるからといったところで、保護の順番が回ってきたときに
残りの3匹はここに残っている保証もないし、生きていないかもしれない
そう思うと昨夜はとても気持ちが重く、謝り続けていました
Aさんがカビの薬を調達してくれています
早く治るといいな
1件、お声がかかっています
今朝、いいニュースが入りました
残りの3匹の受け入れ先が見つかったとのこと!
どの子もお腹を空かせていたようです
もうオッパイだけでは足りなかったのですね
こんな写真をもらいました

よかった
今頃は母猫たちは子猫を探して鳴いているかもしれない
あの母猫たちをうんだのも人間です
ベランダの子猫たちのようにチャンスが回ってくる子とそうでない子がいます
その差はなんだろう?と考えたとき、やはり答えは一つ「運」としか言えません
命を棄てる、殺めるのも人間
助けられるのも人間
私はベランダに3匹を残して帰った来た晩、自分が棄ててきた感情しかありませんでした
あのお母さん猫の瞳、忘れられません
お外のきーちゃん達も昔は同じ目をしていました
ちょっと気持ちがオーバーヒート中です
最近のコメント