
しかし先日訪れた野良猫スポットでは、餌やり人が餌を与えている近くで、側溝の汚水を勢いよく飲んでいる猫がいました。この60代らしき餌やり人の男性は、もう一ヶ所にも餌場を作っており、野良猫に愛情をもって接しているものと思っていただけに、水を与えていないことにはショックでした。水分摂取量が少ないと尿路結石にかかる確率も高くなるというのに。
野良猫だからどんな水を飲んでも平気だろうと思っているのでしょうか。そのように思っている餌やり人は本当の愛猫家ではありません。野良猫が飼い猫に比べて寿命が3分の1程度しかないのは、飲み水の違いも関係しているのに。

今度からこのスポットに行く際は、必ず水を持参することにします。
ところでそのスポット(マルナカ旭店裏手の非常階段下)は、あるブログで見てから今まで、散々探してようやく見つけた場所。そのブログでは「鏡川の北岸にある」(龍馬も泳いでいた川)という事実しか分からなかったため、見つけるのに手こずったのです。

そのブロガーを始め、他の野良猫ファンでも野良猫スポットの場所の公開に否定的な者は少なくありません。それは動物虐待者を懸念してのことですが、公開しないと永遠にそのスポットが地域外の人々に知られることはありません。
尚、現在(7/15時点)、この餌場については、ネコジの里親募集でも触れられていることが分かりました。また、隣には民家もあり、周辺は住宅街で「人の目」があるので、虐待者が現れることはありません。

ヤフー質問箱等で地元県の野良猫スポットを知りたい旨の質問が投稿されると、大概「そういうスポットを公開すると虐待者が現れるから、野良猫をかわいそうだと思えば、保護活動をしている団体に協力することが一番」という回答が寄せられます。
しかし保護団体が把握している野良猫スポットの猫はまだ幸せです。団体らが把握していないスポットの猫は、一部を除き冷遇されているので、餌でも水でも簡易猫ハウスでもいいので、少しでも生活について助けてあげることが、猫のためではないでしょうか。
こんなことを言うとすぐ「不妊去勢手術をしない者は野良猫に餌を与える資格はない」という者がいますが、その理論は人間優先のもの。正論をかざすことばかりが能ではありません。
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