本当は土曜日に行きたかったんだけど、天気悪かったから。
ほんっとに、捕まえてキャリーに入れるまでが大変ですわ~。
ベッドの上に放り出して出勤したばあやのパジャマの上でお寛ぎになっていた姫様を捕まえて押し込むのは心痛みますが……ウナギ犬ならぬウナギ猫かと突っ込みたくなるほど、するりするりと抜けていくはーろは本当、大変。
そんな声出せたのってくらい、普段聞いたこともない大声で抗議するし。
でも、一歩アパートの敷地を出たら無言w
病院では、前回より慣れたのか、キャリーの中でぐずるので、出してみたら座っていた椅子の横にある棚に上って、窓の外を見て、知らない場所だと思ったのか、キャリーにそそくさ。
ワクチン接種前に体重測定で、4.1キロ!
何もしてないのにマイナス0.1キロ!
で、はーろの排便が毎日でないことを先生に相談してみたのですが、毎日しない子もいるとのこと。
猫のお腹は柔らかいので、便秘だと触ればすぐにわかるけど、はーろは今のところ何ともない。
便秘が過ぎたら薬や摘出が必要と聞いたので、これからはお腹のチェックもしていきます。
セクハラではありませんよ、姫様。
帰宅してからの姫様は、ばあやが風呂に入るまでは、ばあやが見える場所に隠れてばあやを監視、風呂から上がって、リビングの座椅子に座りますと、すぐそばにいます。
膝には乗って来ず、時々、撫でろと仰ってます。
前回は10時間近く逃げ隠れしていたのに、すこし物わかりが良くなってくださいましたね。
姫様をいじめようと連れて行ったわけじゃないんです。
仕事帰りに行くなんて、更にしんどいけど、それで姫様の健康が少しでも守られるなら、やはり行かねばならないのです!

さて、実は今日、病院で1時間以上、待たされました。
院長先生と若い先生の2人いらっしゃるんで、前回、そんなに待たなかったんですけど、何か診察室のほうがバタバタしたなと思ったら、ナースさんが「診察中に容態急変した子の対応に院長先生も回るから、しばらく待ってもらうことになるけどいいですか」みたいなことを聞いてきました。
私の他に3組、待っていましたが、若先生だけでなく院長先生まで対応しなきゃいけないような事態に対して、誰も文句は言いませんでした。
はーろはワクチン接種だけだから、べつに今日じゃなくて出直しても良かったんですけど、何せ連れてくるのが大変なので、そのまま待っていました。
で、1時間以上経ってから、診察再開になったんですね。
会計の時、急変した子は落ち着いたのかとナースさんに尋ねましたら、駄目だった、と。
元々、心臓の悪いワンちゃんで、咳もあったらしいです。
最後まで責任を持つということは、その子を看取ることです。
犬や猫の寿命は、昔と比べて随分延びたけれど、人間より短い。
看取ることを前提に、暮らし始めるはずです。
持病のある子や高齢の子と暮らしていれば、尚更、「その日」を意識します。
でも、頭ではわかっていても、心は「その日」を否定しちゃうんですよね。
私がそうでした。
腎臓を悪くした17歳の雄猫。
いつその時が来てもおかしくない、覚悟を決めなきゃと思いながら、「それは今日じゃない」と過ごしていました。
容態が急変した日でさえ、まだ数日は大丈夫だと思っていました。
「その日」が来ることなんて、結局は考えたくなくて、見ないふりをしていても、現実は冷徹に訪れます。
今日、逝ってしまったワンちゃんの飼い主さんも、まさか今日とは思わなかったでしょう。
今日も生きてほしいから、病院へ来ていたはずです。
でも、今日が「その日」だった。
住み慣れたおうちじゃないけど、飼い主さんがそばにいてくれたから、そのワンちゃんも寂しくない旅立ちだったのかな。
そういえば飼い主さんは出てこなくて、別室のドアのガラス部分にカーテンが下ろされていました。
その部屋で、飼い主さんは呆然としてらしたのか、泣いていらしたのか……
すべての命について、唯一絶対に決まっていることは、いつか死ぬということです。
椰やララだけでなく、何度も見送ってきました。
実家で飼っていた犬や、大好きだった祖父母、曾祖母、叔父、幼馴染み。
はーろとも、いつか「その日」がやってくる。
はーろはまだ若く、右目以外、何も問題はありません。
でもそれは、はーろの明日を保証するものではない。
「その日」がいつ来るかなんて、誰にもわからない。
今日は、疲れました。
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