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訝しく思っていると、一匹の猫がテトラの奥に向かって「シャー」を吐いています。奥から出てきたのは子狸。そう、ここには海沿いなのに狸が棲みついているのです。確か、つがいの狸がいたはずですが、子狸が二匹、三匹、四匹と次々出てきます。最低五匹以上いたと思います。
猫がここで子を産んでもあまり育たないのに、狸の子がこんなに育つとは。
恐らく、猫の置き餌を全部食べたのは狸でしょう。猫は餌やりのサイクルが分かっているので、一度に全部食べてしまうことはありません。
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私を怖がらずに寄ってくる猫(触らせてくれるのは二匹のみ)に一通り餌をやり終えると、持参した餌も少なくなったので、子狸の可愛さのあまり、残りの餌をやりました。
カメラ目線のコもいますが、流石に触らせてくれるコはいません。
食欲は旺盛で、餌はあっという間になくなってしまいます。
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某動物園が保護してくれればいいのですが、その動物園は動物愛護者を毛嫌いしているものと思われます。それは過去、何度も愛猫家が園内での野良猫の譲渡会を執拗に請求したため。その者が投稿したネット掲示板を読むと、譲渡会を断った園長らに繰り返し、かなり激しく抗議していたことが分かります。
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しかし餌やり人の置き餌も狸のため、すぐなくなるとなれば、頻繁に餌をやらなくてはなりません。今度からは私も高知市東部に用事があれば、遠方になるものの、漁港へ足を延ばして寄るようにします。例え夜でも。
狭い堤防の上(日中は問題ない)を歩かなければ餌場に行けないので、照明のない夜、足を滑らせると海へ転落して溺死します。しかし命の一つや二つ(?)位、野良のためなら惜しくありません。
今度、高知市内の入園無料の別の動物園にでも出向き、狸への対応法をうかがってみたいと思います。
PS:吉川漁港の餌場は、初めて来る者には極めて分かり辛い場所にあります。私も散々探した挙句、餌やり人の一人に教えてもらって初めて場所が分かったのです。。故に虐待者が訪れる心配はありません。
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