日記はしばらく書かないつもりだったのですが、思ってる事は吐き出してスッキリすることにしました。
長文の上、乱筆乱文になりますが、ご容赦ください。
最近、目に付いたので気になってしまい、自問自答しながら見ていました。
先の2つの日記に関連しているつもりです。
確かに、「間違った愛情を注いでしまう」場合もあると思いますが、自身の愛情が正しいのかを、完璧に説明できる人なんていないと思います。愛情は形の無いものだし、正否がつけられる事じゃないです。
間違えるのは行動でしょう。それも結果で評価されるだけです。
昨年もボランティア活動を敵視していた方がいらっしゃいました。
その方は、私が見る限り、
「猫とは自由奔放に生きているので、自由を束縛してしまう室内飼いを強いるような輩は許せない!」
といった考えのように見えました。
この方から見れば保護活動は「愛護」ではなく「愛誤」になるのでしょう。
ですが、現代の生活環境では、野良猫が生きて行くには難しい環境です。危険が増えています。
自動車の増加・自然の減少・一部地域では害獣扱い(害獣認定ではない)・虐待する人間の増加 等・・・
その方の住まう地域は、比較的自然が残っている地域のようでした。
ボランティア活動をされている方々は、比較的住宅密集地域が多く、野良猫からの人的被害「ゴミを荒らされる」「自宅敷地での糞尿被害」「繁殖時期の騒音被害」など、実害が発生してトラブルになっている地域なのだと思います。
環境の違いで、飼育方法の内容が違って当然だと思います。
猫と共生できる環境なら、室内飼いで無い方が幸せかも知れません。
私も、長生きが美徳では無いと思いますし、栄養面や病気などのリスクがあっても猫が満足できる生き方で、寿命を迎えるのが一番だと思います。
ですが、家族になってしまえば、早死にしても良いと思う人はいないでしょう?
できるだけ長く一緒に居たいと思うのが当たり前です。長生きできる飼い方が推奨されるのは当然です。
男親と女親の違いも出ると思いますが、女親は我が子と末永く暮らしたいと思う方が多いと思います。
男親(私もそうですが)は、満足する生き方なら短くても後悔しないと格好つけたがります。
実際には、死を恐れるのは男性の方が多いようですが・・・(笑)
私は死に別れの話には滅法弱く、創作の話だと分かっていても涙が出ます。
歳を取ってきたら、余計敏感になりました。死なせてしまったペット達には、未練タラタラです(笑)
余談でしたが・・・
そして今回は、餌やりと地域公開の是非が論争になっているようですが、数が増える事や有名になる事で、良い事も悪い事も同時に増える事になるのを理解するべきです。
猫の事を思って餌やりが増える→人の出すゴミが増える(食べ残しも含む)・猫も増える
今までバランスが良かった状況を、壊してしまう場合があります。
良かれと思ってやった事が、悪い結果を引き出す場合が多くなります。
また、悪用(遺棄したり、商業目的)しようとする人が集まり易くなります。
悪い人達は行動も早いし目立ちます。
富士山が世界遺産になり、ゴミが増えたり、危険箇所の整備が必要になって、入山料の徴収という改善策を取った訳ですが、これも、利用者意識の向上と、実質的な費用の捻出の為の最善策だと思います。
当然、「入山料を取るのはおかしい!」と批判する一部の方々がいらっしゃいますが、現場を維持するのにどんな事が必要なのか、理解していないのだと思います。
きっと、「昔からある自然環境なのだから、維持にお金が掛かるのはおかしい!」とでも思っているのでしょうね。
野良猫に対しても、同じ事が当てはまるように思えます。
有名になることで、バランスを壊してしまう事は、現実問題として一般的な現象です。
崩れてしまったバランスを治す為のボランティア活動が必要になってしまいます。
だから、猫に限らず、ボランティア活動の多くは、管理できる人員や物資、資金の協力を求めるのです。
無秩序な行動は急激な変化を生み、歪みを作ってしまうからです。
着実にコツコツ積み上げなければ崩れ易くなってしまうからです。
資産家が大量の資金を投入するのであれば、いきなり完璧にできるかも知れませんけど・・・
野良猫のボランティア活動の目的は現状の殺処分に対する対策であり、避妊去勢や里親探しは、手段でしかありません。これを非難される方は、目的が分かっていないのでしょう。
生かす事が目的というよりは、殺されないことを目的に頑張っているのです。
同じ事のように思えますが、違いは大きいです。
自然死や傷病による死と、人為的な殺戮(虐待死も含む)の違いです。
ボランティア活動はじっくり行くしかありません。
他にも、迷子の捜索のお手伝い(迷子掲示板や保護活動の折に)をされてますね。
私はお世話になりました。その節はありがとうございました。
個人的にですが、仮に、「愛誤」という言葉を使うのであれば、多頭飼育崩壊だと思います。
自身の限界の認識を間違えると、多頭飼育が負担になり、崩壊させてしまう事になってしまうと思います。
これは、間違った愛護活動の結果、他者に頼らざるを得ない状況になってしまい、他者に迷惑を掛けてしまう事になってしまうので、「愛誤」と言われても仕方が無いと思います。
「可哀想に・・・」と思う情けの心が、間違った行動から悪い結果を出してしまった時です。
このサイトで、里親募集や日記の保護猫、Q&Aなど見ていると、自身の能力以上の活動に手を出してしまいそうになります。不遇な環境にいる猫が少なくないからです。
ここからは、自身への警鐘が主です。
気持ちは、可哀想な猫や犬に出会ったら助けたい。
でも、犬は環境を整えるのが猫より大変なので、猫ぐらいしか無理かな?
経済的余力は、まだ行けそう・・・。でも突発的に何かあったら厳しいだろうな?
住宅環境もまだスペースは取れそうだけど、隔離が必要になったら難しい・・・。
時間と体力は限界なんだけど・・・ まあ、その場になればこなせると思う。
家族の理解(許容)は、限界一杯に来てるかな?
でも、仕方ない状況なら説得できるかも?
なんて、考えてしまう自分の背中が見えます。
「取らぬ狸の皮算用」というか、「頭の中がお花畑」という感じで、悪い事が考え付かなくなりますね。
子猫を見かける時期になると、具合の悪くなった子猫を見つけてしまった時の妄想をしてしまいます。
何故か、遭遇を期待してしまっている自分が居るんですよね。
もう馬鹿かと・・・ 我に返ります(^_^;
ただでさえ、家の「チビ♀」が、「せん♀」にヤキモチを妬いているのに、これ以上増えたら、きっとグレてしまいます。
猫や犬がヤキモチを妬くなんて、実際に見るまで信じられませんでした。
「リク♂」は、保護猫を4匹経験していて、その内の1匹だった「チビ♀」と仲良しになってくれたので、今思えば、あれがヤキモチだったのかな?と言った程度でした。
ですが、今の「チビ♀」は違います。明らかにヤキモチで「せん♀」に意地悪をするのと、私に対しての独占欲が強くなっているのが分かります。
「せん♀」を追い出そうとする訳ではありませんが、ドームベッドの上に載ってイジメたりします。
(いじめっ子と引き篭もり)
不思議と、ブラッシングや目ヤニのケアをしてやっている時は黙って見てるのですが、それが終わると、今度は私の相手をしろ!と、お気に入りの場所まで呼び出され、延々とマッサージや遊びなどを要求してきます。
帰宅時と、朝は「チビ♀」の催促鳴きで、うるさいくらいです。深夜の帰宅はご近所迷惑になりそうで、不安です。
歳をとってくれば、そうでもなくなるのかも知れませんが、現在の「せん♀」の静かだけど押しの強いマッサージの要求を見ていると、そうでもないような気がします。
ここで増えたら、三つ巴になるかも?という不安がよぎります(ToT)
そういう子が居るのは、エッセイや雑誌で読んだりして知っていましたが、本当にあるんだ!と感心してしまいました。
こんなに、感情豊かな生き物なんだと、再認識できました。
我が家の子達をしっかり見ていれば、これ以上、家族が増えるのは危険ですね。
そして、人間の家族の事も重要です。当然ですが・・・(笑)
元々、動物が好きでない嫁の家系を洗脳してきた訳ですが、状況としては、ボランティア活動を一般人に認めてもらう事と同じ状況を踏んでいると思っています。
最初は不衛生で病原菌の塊のように見られていた病気や怪我の野良猫を、元気になるまでと期限付きでの保護で送り出す。
子猫が基本でしたので、可愛さも伝わり、多少当たりが弱くなりました。
乳呑児からの保護飼育。「情が移る」という状況を作って、鳴き落とし(子猫の鳴き声は可愛い)で、猫という動物を理解して好きになってもらう。実際、かなり洗脳できました。
ですが、他所の猫はやっぱりダメなようです。特に野良猫の不衛生さは我慢できないようです。
リクとチビは家族になれましたが、せんはまだまだ患畜扱いです。老猫介護の扱いで誤魔化している状態になってますし、これ以上はダメ!と釘を刺されています。
まあ、普通の事なんですが・・・
現状の犬1頭、猫3頭では、一般家低での飼育動物としては少ない方ではないので、当然でしょう。
5人家族で4頭飼育になるので、多い方でしょうね。嫁と義母にはそれぞれお気に入りができているので、新入りはなかなか難しいのは当然です。
やはり、限界が在り、それを越えてしまう訳にはいきません。
「しょうもない動物好きの旦那」である現状を維持しないと、「野良猫がいるから」こうなってしまうとならないようにしなくてはいけません。
家族にも我慢をさせているのですから・・・(^~^;
自身のブレーキとして確認できるよう、形にしておきます。
ここで、ふと思うのですが・・・
ボランティア活動で、保護→里親探しをされていたり、地域猫の管理をされている方々は、多頭管理崩壊をしてしまわないよう、大変な苦労をされているのが窺えますね。
個人と違って、限界以上に受け入れねばならない状況が発生するからです。
ボランティア活動が認知され有名になると、その分、相談件数が増えてきますが、ボランティアさんをあてにし過ぎる他力本願な無責任な相談者も増えてしまう・・・(T~T)
困った悪循環が出来上がってしまうんですよね。
地域猫に関しては、避妊・去勢手術の繰り返しになってしまうでしょうし、里親探しの方々は、一時保護受け入れ先の確保と、安心できる里親さんを見つける為の間口の拡大をしなければいけなくなるのでしょう。
予算も人員も環境も不足してしまうのは間違いありません。
「邪魔になったら、あの人達に言えば、なんとかしてくれる。」
「厄介払いは、あそこに置いてくればいい。」
と、考えてしまう方々が少なくないのが難点でしょう。
また、そういう方々は、繰り返す事が多く見受けられるそうです。
他人に甘える環境として見てるんでしょうねぇ・・・ 困った者です・・・
規模が大きくなったり有名になる事で起こる弊害は、周りの方々の意識を改善することでしか解決できなくなりますよね。
光があれば、影ができます。
光が強くなれば、影も濃くなります。
ですが、光の数が増えて、いろいろな角度から当たれば、影は消えます。
光の当たり方で、素晴らしくも汚しくも見えてしまいます。
多方面から見てもらう事で、影の部分が晒し出されれば、影が無くなってくれるかも知れませんね。
そして、素晴らしく見えるかどうかも、見る人の主観と、見せる人の見せ方で変わってしまいます。
ボランティアさんの負担が少なくなれば、もっと活動が幅広くできるかも知れません。
殺処分される動物も可哀想ですが、殺処分する仕事をしなくてはいけない方々の心労も忘れてはいけません。
もっと理想でいえば、ボランティアさんの手が必要無くなるよう、一般の方々が自然に行動できる環境が目標になると思います。
物資や資金面での援助ができるほど余裕が無いのが悲しいのですが、せめて精神面だけでも援助ができればと思う、今日この頃です。
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