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そこは、弘法大師が虚空蔵求聞持法を修し、そこから見える景色から自らを「空海」と名乗った洞窟・御厨人窟(みくろど)。が、入洞するまで、決してピカチュウは現れません。入洞して何メートルか進んだ後、後ろを振り返るとそこに初めてピカチュウが現れるのです。しかし、ここにいるピカチュウは誰も永遠にゲットすることはできません。
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因みに土佐弁では「光っている」ということを「光っちゅう」と言います。ひかっちゅう、ひかちゅう、ピカチュウ、バンザーイ(?)。
余談ですが、私は子供じみたポケモンGOをするなら、パチモンGO(?)をする方がまだまし(一応ギャグのつもり)。パチモンとは関西でコピー商品のことを指します。
ところで、室戸岬は足摺岬とは異なり、遊歩道が波打ち際近くを走っているため、海岸周辺の俯瞰景色を楽しもうと思えば、室戸スカイラインを車で上がり、室戸岬山頂展望台駐車場へと向かわなければなりません。
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この駐車場はいつの頃からか、高知県一の野良猫スポットとなり、かつてのゴミ置き小屋跡らしき所には、発泡スチロールで作った猫ハウスが何段・何列にも積み重ねられ、「猫マンション」と化しています。
駐車場の至る所に猫が寝そべり、観光客らは猫を除けて駐車している状態。
一応、自治体は餌やりを注意する看板を建てていますが、野良たちが観光に一役買っていることは明らか。だから猫マンションの増設も黙認しているのでしょう。
ただ、触らせてくれる猫は一匹か二匹程度。後の猫は近寄ると逃げます。だから虐待の被害に遭うこともありません。
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実はこの室戸の野良猫の姿が、私の目指そうとする野良猫問題解決のあり方なのです。つまり、環境問題児である野良たちを観光大使的存在にするのです。野良猫スポットが自治体公認の観光スポットとなれば、観光客は増加し、自治体や地域への経済効果も上がり、自治体は増加した歳入から野良猫の不妊・去勢費用、餌代、清掃費用、ボランティア委託費等を捻出することができます。
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観光スポット化されると虐待者等の不審者も近寄り辛くなります。この室戸岬山頂展望台はるるぶ等、殆ど全ての観光ガイドブックに掲載されているので、365日、日中でも夕方でも土砂降りの雨の日でも観光客の姿があります。尤も、私が紹介する野良猫スポットも虐待者の心配がいらない所ばかりですが。他の会員が紹介するスポットも殆どそうです。
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