最近は災害も多くなっていますので、改めて投稿しました。
当方が住む静岡県は、いつ来るか解らない大地震の最有力地域になりますので、災害時の猫の対応も視野に入れておく必要があります。
避難対策は勿論ですが、「戸外に逃げてしまった時に、どう帰宅させるか?」が重要な課題になります。
マイケルの捜索活動で、思い知らされました。
完全室内飼いの場合は、外へ出てしまった時には屋外から見た自分の家が判断できず、慌てて飛び出してしまうと、高い確立で迷子になります。
少なくとも、そとから見た自分の家を覚えさせる必要があります。

自宅玄関脇にて
幸いにも我が家は一戸建てなので、庭に出して遊ばせたり、抱いて近所をまわって見せたりして、自宅周辺は覚えさせる事ができました。

近所の空き地にて
保護監督(私)同伴で庭に出して、遊びに物足りない状況でいる内に、屋内へ連れ帰ります。
ある程度慣らしてから、少し脅かしてみて、家の中の方が安心安全な事を理解させました。
今では、無理に連れ帰ろうと追い掛け回すと、渋々ですが自分で家に帰ってくれます。
うっかり、見失う事もありますが、私自身も猫の移動先を確認してあるので、必ず見つけて回収できています。
抱いて散歩に出ると、一定の距離までは好きに逃げようとしますが、不安な場所まで行くと怯えて震えたり、隠れようとしたりします。猫自身が、知っている場所なら安心できると理解できたのでしょう。

自宅庭にて
♂ネコのリクは、やはり縄張り意識が強いらしく、少しずつテリトリーを広げようとしますし、他の猫を見つけると追い掛けて行ってしまいます。1度だけ、静止し切れず、他のお宅の猫を追い掛けて、近くのマンションの駐車場まで行ってしまった事がありました。
その時は、現在地が解らなくなってしまっていたようで、声を掛けながら迎えに行くと素直に抱かせてくれました。決して自分からは寄って来ませんでしたが・・・。
普段でも、油断して見失うと50m位先に居る時がありますね。
♀ネコのチビは、捕まるのを嫌がって逃げ回りますが、追い掛け回すと自分で自宅へ逃げ帰りました。
♂ネコと違って、他の猫を追い掛けたりはせず、見失っても潜んで隠れる事が多いので、近くに居る事がほとんどです。時々、蝶々などの虫を追い掛けてしまう時があり、少し離れた場所に行ってしまいますが、見ていれば、まず安心です。
外に出た時の行動パターンの把握にもなり、どんな音に怯えるのか、通行人に対してどんな反応をしているのか把握しておくと、もしもの時の捜索にも有力な発見手段になります。
屋外に慣れさせる為とは言え、外飼いは良くないと思いますが、お散歩としての保護者同伴の外出なら良いと考えてます。不慮の災害で苦労されてる方々の実体験(書籍やテレビ)から、必要性を感じてやっています。
そしてもう一つ・・・
ネコはどちらかと言えば近眼で、近くでないと見分けがつかないようです。
興奮状態や恐怖で怯えて居る時は、家族が分からなくなってしまいます。
家の中では人懐こい性格の子でも、屋外に出てしまうと、近寄って来る、体の大きな人間は恐怖の対象になってしまいます。
よく、迷子を捜す時は、名前を呼びながら捜せと言いますが、聴力が敏感なネコは、視覚的に恐怖を感じる前に、安心できる声や音、匂いを感じさせる方が良いからだと思います。
実際、なにかに怯えて逃げ帰って来る時は、目の前に立ちはだかる飼主をスルーして、出入りする場所にすっ飛んで行きます。
抱こうとして手を広げて待っているのは、体を大きく見せる威嚇行為となってしまって逆効果です。
身をもって体験できました。
♂ネコのリクは、戦闘態勢になってしまい、僕の声は届きません。他の家族の声が聞こえて、ハッと我に返るといった具合です。
♀ネコのチビは、きびすを返して、違う方向に逃げようとしました。
とりあえず、安心できる所にいってから、状況を確認しているようです。
うっかり、屋外に出てしまったネコを見つけた時は、お気を付けください。
ただ、犬と同じように「散歩」の時間ができてしまいましたが、「もしもの事」を考えるとやっておきたいと思いました。
帰宅させるのに100%の自信はありませんが、確立は相当上げられていると思っています。

散歩から帰ってきた四つ葉の匂いチェックです。
毎日散歩に行く犬が羨ましいのかな?(笑)
現在、近所で解体工事や新築の工事をしていますが、人の出入りや重機の音を怖がっているようです。
道路工事などもありましたが、その時は、♀ネコのチビは早々に家に戻っていきました(笑)
♂ネコのリクは様子を見ていましたが、危険が無いと思える場所で寛いでました。私は草むしりです。
家の中なら、音が聞こえていても、全然怖くないようで、普段通りの生活をしています。

セミを見つけて興味深々 やっぱりハンターです。
お外に楽しい事があってお散歩に行きたがりますが、怖い事もあり、家の中の方が安心できる環境だという事は理解してもらえているようです。
最初は、連れ帰るのに噛み付かれて流血したり(♂)、とにかく逃げ回って抱かせてくれない(♀)とか大変でしたが、日数が経つ毎に楽になってきていました。
油断して迷い猫にさせないように注意が必要ですが、もしもの時の方がもっと怖いので、今後も続けていきます。
どんな状況になっても、犬や猫を身近に置ける環境にしておきたいですね。
自宅が半壊程度までなら、自宅中心で生活維持のつもりでいますし、避難所では、動物達は迷惑を掛けてしまう可能性が高いので、車が活躍する事になると思います。
正直、避難勧告が出ても、避難所には行かないだろうなぁ・・・(苦笑) と思ってます。
避難指示のレベル4まで出るような危険な状況になったら、家族(犬猫も含む)の命優先で行動しましょう!
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