むぎ捜索記録2（～2週間）

2016年8月18日(木)

むぎ脱走記録

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この日記は脱走させてしまったむぎを捜索した際にしたこと、状況、心情等を書いています。
迷い猫捜索のお力になれば、と思い書いております。

　7月25日（月）
昨日、むぎに似た模様の猫が現れたところに焼き魚を置いておいたところ、食べられていたため、捕獲器を設置しました。
玄関にケージを置いて朝起きたら脱走猫が中で寝ていた、という記事を見て、昨夜、玄関付近にむぎが使っていたケージを設置しました。同居猫の匂いがついた毛布と餌を置いておいたら、午前2時頃に母親が物音を聞いたとのこと。朝見たら餌だけ減っていました。もしかしたら近くにいる？と希望の光が見えました。
今夜は玄関を猫幅に開けて入ってくるのを待つ作戦を実行。
私が同居猫監視役としてリビングに残り、母親が早朝確認する役です。Ｑ＆Ａのアドバイスをもとに玄関にまたたびを蒔きました。
ここで父親と衝突がありました。
「無用心だ」「同居猫が脱走したらどうするんだ」となにかと理由をつけて却下してきました。
最終的に嫌々作戦に手伝ってくれましたが、むぎが帰ってこなくてイライラしているのはわかります…。だからやれることはやりたいのに、反対されることで私は余計にイライラしてしまいました。

　7月26日（火）
捕獲器、玄関開け作戦失敗。どちらも置き餌は減っていませんでした。
猫は感情をくみ取ると言いますし、昨日のイライラがむぎに伝わってしまったのでしょうか…。
この日は雨のため捜索は断念。母親と仕事上がりに協力して市内の動物病院へチラシを配りました。

　7月27日（水）
夜の捜索時、むぎがいた資材置き場で物音がしました。
物が入り組んで奥の方まで確認できなかったため、手前に餌を置いて減っていたら捕獲器を置こう、とその日は終わりました。

　7月28日（木）【日記：むぎが脱走してから。】
早朝餌を確認しに行きましたが減っておらず…。
でも出てこないだけかもしれない！と、夜に妹からセルカ棒を借りて、奥の方の撮影に成功しましたが、いませんでした。
「いてほしかった」と母親が言いました。
あれ以来むぎの姿を見ることはなくなりましたし、今週に入ってから私と母親しか捜索しておらず、家族の関係もギスギスしてしまっており、諦めたくなくてもそういう気持ちになってしまっていました。

　7月29日（金）【日記：むぎが脱走してから。2】
夜、探しに行こうと思っても「見つからないかもしれない」という気持ちがあり、足が重く動けずにいました。
23時頃、私がテレビを見ていてふとリビングの窓に目を向けると、同居猫のゆずが外を見ていました。そして外には目を真ん丸にした見覚えのある顔がひょっこり……え、むぎがいる（∵）。
なんとむぎがリビングの窓から部屋の中を覗いていました。
時間が止まるとはまさにこのことかぁっ！
ソファで寝ていた母親を静かに起こし、目の前の光景に母親も時間が止まる。
むぎはゆずと見つめあっていましたが、私たちの気配に気付き逃げていきました。
生きていてくれた。
それがわかっただけでも心の底から嬉しく思いました。
近くまで帰ってきたのだから、もしかしたら玄関を開けておいたら帰ってくるかも、と思い再び玄関を開けておく作戦を実行。

　7月30日（土）【日記：むぎが脱走してから。3】
玄関開け作戦は失敗。でも近くにいる。それだけで活力が湧いてきました。
昨晩むぎが現れた場所に捕獲器を設置することにしました。
捕獲器が作動せず餌だけ食べられた経験をしたため、同居猫を使い作動するよう工夫（詳しくは日記参照ください）。同居猫がいる場合はどうやったら中に入ってくれるのか、仕掛けが作動しやすくなるか試してみるのもアリだと思います。
設置2時間後、ここいらを縄張りとしている野良猫ちゃんがかかりました。猫のネットワークを信じ「むぎを見つけてきてね」と伝え逃がしました。
それが効いたのか、就寝前に捕獲器を確認しに行ったとき、庭にむぎらしき猫がいました。私が気付くのが遅れたため逃げられましたが、やっぱり近くにいる。きっと帰ってくる。そんな想いが強くなりました。

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