「ばあや、ナデナデしなさい!」……本棚の上からですか。

ベッドの上に立てば届く高さですけどね。
本当に高いところからエラソーに……ご要望通り、ナデナデしましたら、すっかりご機嫌が直りました。
それで終われば良いのですが、ベッドまで飛び降りた姫様。
「今日はナデナデが少なくてよ! さあ、今日の分、しっかりナデナデなさい!」
姫様、朝のナデナデが少なかったのは、ばあやが寝坊して慌てて会社に行った為なので、ばあやが悪いですよ?
でも、夜のナデナデは、姫様が怒ってばあやを無視してたからできなかったんじゃないですか。
そんな時に、触りに行こうとしたら、余計お怒りでしょ? だから、姫様のお呼びがかかるまで、ばあやは何もしなかったというのに……そうですか、気の利かないばあやが悪いんでございますか。
それでも満足していただけず、夜中にも本棚の上から「ばあや、ナデナデしなさい!」と命令されました。
ナデナデさせていただきましたけど、姫様、ばあやが寝不足苦手ということを、もう少し考慮していただけませんか?
何より、姫様、ご自分が大層、甘えん坊な性格をしていること、自覚していただきたい。
朝はナデナデ、夜もナデナデ、休日は昼もナデナデ。
夜寝る時は、ベッドで一緒だったりそうでなかったりしますけど、朝、基本的にばあやの足にぴとっと体くっつけてますよね?
基本的に、目が覚めるとばあやを呼ぶか、ばあやのところに「ナデナデしなさい」と来られますよね?
そういうのを、甘えん坊というのです。
だから姫様、ばあやに怒って無視してても、寂しくなっちゃうんでしょう?
姫様は甘えん坊なんだから、意地を張らず、いい加減で切り上げて、ばあやに甘えてください。
無理に我慢した後の姫様の甘えっぷりは大変なんですよ?
あまりの愛らしさに、ついついお付き合いしてしまうばあやもばあやではございますが……
誇り高く聡明な姫様故に、意地っ張りにもなっちゃうんでしょうけどね。
ちょっと真面目になりますと、こんな甘えん坊な子が、多頭飼い崩壊現場で放置されていたのかと思うと、胸が痛みます。
うちに来るまで、思いっきり甘えられなかった分、取り戻すかのように甘えているのだろうと、この1年ちょっと、とにかく甘やかした結果、すっかり遠慮のないワガママ姫になったのは、私の対応が間違ってなかったんだとは思いますが、ちょっと大変w
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