保護してまだ間もない頃の茶トラ大
コクシジウムのお薬を飲ませていました。

お耳が警戒。しっぽはお腹、の固まっていた頃です。
でも子猫ズの中では早めに警戒を解いてくれた、優しい茶トラ大です。
油断したかわいい写真をたくさん撮らせてくれました。
旅立ち前に体重計ったらキッチンスケールに「EEEE」表示。
2kg超えていました。保護したときは500g台。前日までは量れていたのにな。
大きくなったねを実感しました。
おっかあは出会ったころからすごく気さくでした。

スリムだった頃。

写真ではしっぽボンで興奮気味ですが、わたしはおっかあに怒られたことは一度もありませんでした。
ブロードラインで思いっきり体調を崩したこともありましたが、
爪切りしても、目薬点しても、ちょっと嫌々したあとはいつもそっと寄り添ってくる、遊び好きなかわいいおっかあでした。
旅立ち前に体重計ったら4.7kg 保護したときは3.1kgだから、大きくなったなあと・・・。
保護猫特有のがっつきがまだまだ収まらないおっかあ
授乳中だし痩せてたしと言い訳して、どうしても食事制限できなかったわたしをお許しください。

面倒見もとても良いおっかあでした。
おっかあが元々いたところは駅前の飲食街。昼も夜もそれなりに騒がしく交通量があるところです。
近所の人が気が付いた時にはお肉屋さんの裏手で子育てしていたそうです。
追いやられて、2軒隣の奥のお家の庭に引っ越し。
2件隣の奥のお家には狭井戸があり、ヨチヨチ歩きの子猫が1頭落ちてしまったそうです。
お家の人がすぐに気が付いてなんとか子猫を拾ったものの、アトピーの家族がいて飼うことは出来ず、子猫を戻そうとした時かなりおっかあに怒られたそうです・・・・。
そして、また隣へ引っ越し。ガレージに引っ越しと。
そうして最終的に1人暮らしのおばあさん宅のお庭に引っ越し。おばあさんとは顔を合わせるたびに怒っていたそうです。
初めに子猫が何頭いたかはわからないけど、総勢9匹、落とさずしっかり運んで。
人からご飯をもらいつつ、住処を脅かす人には威嚇をしてと、とても大変だったと思うのです。
それに、度重なるお引越しによりご飯をくれる人がいる飲食街からだんだん離れてしまったので、遠征してご飯をもらいに行っていたようです。
新しいお家はとてもきれいなお家でした。
いたずらもせず、おトイレ上手なおっかあにはぴったりのお家だなと思いました。
いらずらっこの茶トラ大はちょっと責任持てませんが・・・(汗
おっかあを見習うといいなーと思えることが、また幸せです。
譲渡時の1時間半ほどの間に、2にゃんともおトイレを使い、おやつを食べることが出来ました。
茶トラ大に至っては、SYOU後に時間差でBIGもこなすという英雄ぶり。
わたしはとても誇らしかったよ。(臭かったけど)
それというのも新しい飼い主さんがね、
キャットタワーや程よく隠れられる大きいキャリーなどを置いた猫部屋(これがまた、猫が好むいい感じの広さなのです)をきちんとご用意して下さって、人少なめの安心できる時間を猫たちに与えてくださったからだと思うんです。
茶トラ大が一緒だったからか、心配していたおっかあの夜鳴きもなかったそう。
茶トラ大もおっかあの傍で不安なく過ごしていると思います。
「怖くないよ」が猫にはなかなか伝わりませんが、
新しい飼い主さんが安心しやすい環境を充分に与えてくださったと思います。

ベビーベッドをお下がりさせてもらえるなんて、君たち幸せすぎるんじゃないの。
物怖じしないおっかあだから、掴めた幸せなのだと思います。
少しだけ物怖じしちゃう茶トラ大を連れて、わたしの心配事を極力排除してくれた気がします。
可愛く賢い薄縞三毛は、花ちゃん。
やんちゃでいたずらっこで少しだけ怖がりの茶トラは、海くん。
安心できる嬉しい譲渡になりました。
ご家族にたくさん遊んでもらえて、うちにいるよりずっとずっと幸せだね。
元気でね。
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