昨年の10月は、私にとって転機の月でした。
人生2度目の保護猫ちゃんが、運命のお宅に縁付いた月です!
初めての保護は2011年、それから4年を経て、私は再び1匹の猫ちゃんを保護しました。
初めて見かけたのは、夏の盛り、8月でした。
当時、我が家によく通ってくる地域猫がいました。
我が家での呼び名は、『ぶーにゃん』。
だみ声で『ぶなー、ぶなー』とよく鳴く茶トラ白のいぶし銀なにゃんこでした。
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コワモテですが、とても人懐こく、寄ってきて撫でさせてくれる子でした。
もしかしたら、以前は誰かに飼われていたのかもしれません。
お腹が空いていると、我が家の勝手口まで来て『ぶなー、ぶなー』と大きな声で鳴いてねだるぶーにゃんが、8月の頭頃から三毛猫の仔猫と一緒に来るようになりました。
三毛猫の仔猫は、まだ手術を受けていない地域猫の三毛猫が産んだ仔猫らしい、と近所の情報通の母から報告が。どうやら、その子三毛猫は、母三毛猫が姿を消してしまったらしい、そして、最近はぶーにゃんが一緒にいるらしい、とのこと。(ちなみに母三毛猫、1年後くらいに近所でまた見かけました…。)
ぶーにゃん、保護者ならぬ保護猫?
しかし被扶養猫の子三毛猫、通称『子ミケ』は警戒心が強く、ぶーにゃんが私の周りに来てご飯をねだっても、ご飯を出しても、人が近くにいる間は決して近づいてきませんでした。
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めちゃくちゃ素早くて、全然近づいてこないけれど、むちゃくちゃ可愛い…!
とりあえず慣れさせて、いずれTNRしよう!ぶーにゃんと仲良しならその方がいいだろう、と思っていたのですが…。
8月末の雨の晩のことです。
ぶーにゃんが裏の道路の真ん中で鳴き続けていました。
道幅が狭いので、ぶーにゃんを避けられず車が立ち往生しています。
慌てて抱き上げて、車庫の中の段ボールで出来た寝床にぶーにゃんを連れていきましたが、すぐに飛び出して、雨に濡れています。
「ぶーにゃん、濡れちゃうよ?子ミケは?」と問いかけてももちろん返事はなく、その後しばらく雨にうたれた後、生け垣を越えて隣家の庭に消えていきました。
それが、ぶーにゃんを見た最後です。
それから、1匹だけで我が家の庭に姿を見せるようになった子ミケ。
仔猫1匹での生活は大変なのでしょう、ご飯を出すと、以前は人が姿を消すまで我慢していましたが、警戒しながらもかなり近くで食べるようになってきました。とは言え、撫でようとすると飛び上がって逃げてしまいます。
まだ小さいながらも、ぶーにゃんの教育なのか、よく鳴いて空腹を訴えてくる仔猫。
段々と冷え込んでくる気候。仔猫1匹での越冬率ってどのくらいなのかしら。
少しずつ近づく距離。
…よし、保護しよう!と決めたのは、9月の初旬のことでした。
次は、保護、そしてその後を書こうと思います。
なるべく早めに…!
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