苦渋の決断。

2016年10月23日(日) 442 / 4

昨日、ちびにゃんとお別れをしました。

別れたくなんてなかった。
終生可愛がって、幸せにしてあげるつもりでした。

でも……母親が、それを赦してくれませんでした。

仔猫ですから、夜暴れるのは当たり前。
先住猫と遊びたくて、追いかけっこをするのも仕方ないこと。

それをいくら説明しても納得せず、ちびにゃんを拒否しつづけ……
ついには「このままなら、ちびを殺す」と言い出しました。

言われた瞬間、言葉の意味が一瞬分かりませんでした。
でも次の瞬間理解して、このひとならやりかねない、と思ったのです。

深夜でしたが、保護主さんに連絡し、事情を説明して……
翌日の午後、お別れとなりました……。

可愛い子でした。
すぐに新しいもらい手も着くでしょう。

でも、でも、せっかく家と繋がったご縁、無下にしなければならないことが悔しかった。

先住猫は、唸っていましたが少しずつ慣れてきていたんです。
日中は、私のベッドの上で一緒に寝ているくらいだったんです。

なのに、なのに、なのに……。

母親は、自分の思うとおりになってご満悦です。
仔猫を新しく迎え入れることを承諾したくせに、いざ家に来たら拒絶し通しでした。
そう思うと、こんな環境で育つよりも、もっといいおうちにもらわれる方が、
ちびにゃんにとっても幸せなことなんだと、自分を納得させています。

まだ、とても辛いです。
先住猫は私の様子がおかしいのを察して、顔を見に来て、指先をぺろぺろと舐めて気遣ってくれます。

可愛い可愛い仔猫。
どうか幸せになってくれるように、祈らずにはいられません。

何度もご迷惑をおかけした保護主さんにも、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

まだ、とても辛いです。

でもこうすることが一番だったのだと、信じたいです。

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