猫と暮らして色んな事を知りました。今までは耳に入らなかった情報がたくさん。猫に関する嫌な話も、素敵な話も。
そして猫を飼おうと思った当初、私は傲慢でありました。捨て猫を保護して里親探しをしているかたを見て、私も可哀想な捨て猫を「飼ってあげよう」と、そんな気持ちがどこかにありました。優しい私、そんなものにすこーしだけ酔っていたんじゃないでしょうか。とてもみっともない私。
猫が二匹、来ました。
毎日毎日、ご飯を食べて、走り回り、喉を鳴らし、膝に乗ってくる。無防備にお腹を出して、人を踏み台にジャンプし、人間どもは手足が傷だらけ。
朝忙しいときにも、うんちするし、水ひっくり返すし、布団を上げようとしても、じゃれてなかなか上げられない。
仕事から帰ってきて、居間のドアを開けると、元気に駆け寄ってすりすりしてくる。
お昼寝してると、知らんうちに寄り添って寝てる。
朝起きると布団の中でゴロゴロ言いながら、顔をなめたり、じゃれてきたり。
ああ、と思いました。
私は猫と生活している。
私はご飯と安全な場所、暖かい寝床を提供するだけ。
猫はただそこにいるだけで、私が落ち込んでいても、疲れていても、優しい気分に変える力を持っている。
私は猫を飼ってあげているのではない。猫と共に暮らしているのだ。猫と共に生きていくのだ。そう、心底思っています。
私達は対等。家族だから。
元気でいてほしいから、餌ひとつで悩むし、
いいうんちが出たら嬉しい。
寄り添って、あたたまって、このままずっと最期までいよう。
今、外で震えている猫を見付けたら、私はどうするだろうか。保護してあげられるか。飼ってあげられるか。手術までしてあげられるか。
正直、それは本当にその場にならないと分からない。いつもそうなったらどうしよう、とシミュレーションしてみるけれど。
それでも家にいるあの子達だけは、
絶対に幸せな一生を送れるようにサポートする。
そう決意した一ヶ月でした。
つぶさん、うにさん。
これからもお互いに元気でいよう。
イタズラたくさんしてもいいから、どうかどうか、一日でも多く楽しい日々を。

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