虎徹の闘病日記5

2016年11月19日(土) 394 / 1

虎徹が帰って来ました・・・
手のひらで収まる程の小さな骨壷でした。

「おかえり虎徹。」
家族全員で迎えに行きました。

他の猫ちゃんがいるリビングに虎徹を置いてあげました。昨日お別れを済ませた「なつまる君」が昨夜から今朝にかけて全く食事を口にしませんでした。いつもならとっても食欲旺盛なのですが、何か感じるものがあったのでしょうか・・・

そして虎徹が入っていたゲージを片付けている時、元気で走り回っていた虎徹の姿を思い出していました。

その時に感情が溢れ出し、家族で泣きました。そして改めて実感しました、虎徹は死んじゃったんだな・・・と・・・
その後、広くなった部屋を呆然としていました。

そして知り合いの方に言われた言葉を思い出しました。
「家族を失った悲しみはとっても辛い・・・、でも家族であるあなたがいつまでも悲しい顔をしていると、死んでしまったこの子も心配して、いつまでたっても生まれ変われないよ。」

本当にその通りだな、と思いました。

「ありがとうね、虎徹。もし生まれ変わっても又家族になってね。」

我が家に来て3ヶ月とちょっと。元気で走り回っていた時よりも病気で横になっていた時間のほうが長くはありましたが、私達にとってはとても温かで充実した日々でした。残されてしまった家族にはこのようなつらい病気にさせないよう大切にしていきたいと思います。

この日記を読んで頂き、たくさんのぺったんと温かいお言葉をありがとうございました。私達家族も、そして虎徹も救われた気がします。そしてつらい事を経験された皆様には辛い思いを思い出させてしまい申し訳ありません。

虎徹と少しでも同じ時間を共有して頂いた皆様。
本当にありがとうございました。