多頭飼いをしているお宅で生まれて、一時ボランティアの方々に保護された経歴をもつ我が家のクラヴィは、お腹に回虫の卵がありました。
家に来てから１ヶ月半ほどの間に、最初の血液検査もろもろから数えて４回通院しています。２回目からは検便と回虫駆除の投薬、２回のワクチン接種です。
そもそも臆病者のクーをキャリーバッグにどう入れるのか。
1回目は楽勝です。家に迎えた翌日でケージに入れていたから簡単に捕まえられました。
２回目はドキドキでした。朝ご飯を食べ終わってイスでくつろいでいる隙に背中からガシッ！とつかんで、そのままヒョイとキャリーバッグの中へ。ふたをかぶせファスナーを締め終わると、思わずよっしゃぁぁ！とガッツポーズを決めていました。
３回目は家に来てほぼ１ヶ月。私に懐いて警戒しなくなったけど抱っこは嫌い。捕まるはずがありません。
ヒモの先にマスコットが付いているお気に入りのオモチャで遊ばせて、ひもの先をキャリーの中へ。クーはつられて上半身を突っ込みます。私はすかさずお尻を持ち上げ、力ずくで押し込みました。フーッと大きくため息。この方法次回も通用するのかな？
４回目。悪い予感は当たりました。
カシャカシャ音がする新しいオモチャを振るとクーは目を輝かせて飛びついて来ました。でもキャリーの１メートル圏内には近付きません。部屋中を走り回って私が近づくと、必殺技ピアノの裏に隠れる、を発動してくれます。
この日は通院を断念しました。
ネットで色々調べました。「猫ちゃんが喜ぶモノを入れて普段からキャリーに慣れさせるといいですよ。」今からじゃ遅い。でも試してない事がある。
翌日キャリーの中におやつのカリカリを置いてみました。すごく気になるけど、怖くて近付けない。あまり効果はないかなと、私は油断してトイレに行きました。戻ってみるとカリカリは一粒もありません。やられた！
でもまだ望みはあるかも。昨日は午後の診察はなかったけど今日はある。午前中走り回ったクーは昨日の午後ずっとコタツで寝てたから、今日も同じなら午後には捕まえやすいかも。果たしてその通りになりました。寝ぼけたクーは抱き上げるのもキャリーに入れるのも簡単。そのまま病院へ。よほどショックだったのか、待合室では目を見開いたままニャーとも鳴かず、診察台の上では硬直したまま。無事投薬とワクチン接種を済ませました。
おかげさまで通院の効果はバッチリあってこの日の検便では卵が無くなっていました。二週間後にもう一度投薬をして、そのまた二週間後に確認のための検便。結果が良ければこれで治療は終了です。
次回に備え「キャリーに慣れさせる」を実行してみよう。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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