世間は
「ひな祭り」とやら...
毎度...
イベントや行事が
嫌いでおなじみ...
コイン坊っちゃまの
召使いでございます...
まぁ...いつものように
毒づきながらも
心根は愛ある日記なので
とりあえず桜餅でもどうぞ...
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若かりし頃...
「飾ってあるおひなさまは
すぐ片付けないと
お嫁に行けなくなるよ」と
おせっかいな叔母が
よく言っていた...
おひなさまを
すぐに片付けるか
片付けないかで
女の将来が決められてしまっては
たまったもんではないし
第一
そんなことは関係なしに
すぐに嫁に行ける人は行けるし
行きたくても
なかなか行けない人は行けないし
縁がない人間には縁がないし
望んでいなけりゃなおさら
無縁っちゅうことなのだ...
幼き頃から
そんなことを考えていたため
「なんとも鬱陶しい叔母だ...
なんでこんな人が身内に
存在するのだろう...」
...と
誰にも言えなかったが
昔から叔母のことが
嫌いだった...
さすがの叔母も
今となっては
そんな話題もふってこないし
私が嫌いオーラを
醸し出していたため
それに気づいているか知らないが
私と顔を合わせるのも
気がひけると感じているだろう...
私がもっと
まともな生き方をしていたならば
家族や親戚に
感謝の念をいだき
孝行もできただろうに...
哀れなことに
自分にとって
一番関わりたくない人間が
「身内」だ...というのが
自分はダメな人間として
烙印を押されているような
感覚に陥る...
それはそれで
仕方がないと思っている...
しかしそんな私にも
幼稚園の「甥っ子」たる者が存在し
実際に顔を合わせたのは
1度しかないものの
毎年、12月の誕生日には
豪華すぎるプレゼントを
贈っている...
子供は嫌いだが
甥っ子となると
やはり話は別なようだ...
しかしながら
可愛いと思っているものの...
あまり「逢いたい」という
気持ちはない...
私はきっと
「ぜんぜん逢えないけど
いつもボクの欲しいものを
プレゼントしてくれる叔母ちゃん」
として
存在していたいのだと思う...
身内といえど
私とは生きる道も違えば
しゃしゃり出て行って
核家族内に入り込むような
こともしたくない...
いつも遠目から...
姿をくらましながら...
甥っ子のサンタクロースで
ありたいのだと思う...
自分が「叔母」という存在を
鬱陶しく感じていたため
あんな存在には
なりたくないわけだ...
「嫌われ松子の一生」を
小説でも映画でも
拝見したことある方はご存知だろうが
1人の青年が
自分の叔母にあたる
謎な女の存在を知りたくて
調べていく...ような
可愛い甥っ子のために
自分がやれるだけのことをやり
そのうち
静かに消えてゆく...
まるで自分をヒロインに
見立てたような
異常な妄想にひたるわけだ...
これまた
猫と全く関係ない日記に
なってしまったが
今日は職場の人間が
終日出張のため
1人「留守番パラダイス」を
満喫している...
外は良い天気だ...
いつの日か
甥っ子を動物園にでも
連れて行ってやりたい...
まぁ
しかしながら
私の出る幕はないだろう
...と
ブラインドの隙間から
陽射しをまぶしそうに見つめる...
やっぱり頭を巡るのは
走馬灯...
そして
コイン坊っちゃまは
今朝も少し
歯から血が出ていた...
かぶりついていた
布団やワニのぬいぐるみに
少し血がついていたので
恐らくまた
乳歯が抜けたか
ぐらついてるかに
なっていたのだろう...
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5月の男の子のお祝いを
過ぎる頃には
なんとも皮肉な
去勢手術が待っている...
どんな季節であっても
季節の移ろいは
なんだかいつも寂しい...
でも
ほんのちょっとだけ
「春よ、来い...」と
思ってみた...
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