
15日の深夜、お尻からポタポタと血便のようなものが断続的に滴り落ちた痕跡を発見。
でも血便とはちょっと違う感じのピンク色の薄い血液。
本ニャンは元気いっぱい、食欲もあります。
診察の結果を先に言うと異常は見つかりませんでした。
エコー検査と血液検査は問題なし。
お尻からも細菌類は見つからず。
滴り落ちる血液もその時と翌朝に一回だけで、それ以降は見られません。
おそらく悪い菌が一時的に繁殖したのかもという事で、
抗生剤の注射を打ってしばらく様子を見ましょうという事になりました。
あれから一週間、血液は一度も出ていないので、まだ油断は出来ませんが、多分大丈夫だと思います。
ところでコサビを病院に連れて行く時はいつも戦争です。
暴れるだけならピヌもかつてのザネリも大暴れでしたが、
せいぜい床を普通に逃げ回り、棚などに飛び乗ったりする程度。
歯も爪も立てますが、私一人でもチカラワザで何とかキャリーに押し込める事はできます。
コサビの場合、何と言ったら良いか…暴れるなんていうレベルじゃないんです(;。;)
病院行きを少しでも察知したら猛スピードで逃げ回るのはもちろん、天井近くまで飛び上がったり、
映画『マトリックス』のように壁を垂直に走り回ったり、とても一人で何とかなるものではありませぬ。
だから彼女を病院に連れて行く時は常にカミさんと二人がかり。
あと、必須アイテムがコレ。

動物捕獲用プロテクトグローブ。
コレがないと大流血は必至です。
素早い上にパワーもあり、抵抗する力はダントツで一番。
私達が押さえつける時もコサビ自身は小さいので、目一杯力を入れる訳にはいかず、
これが捕獲難易度をMAXまで引き上げております。
(油断させたり、オヤツで罠をしかけるという手も一切受け付けません)
それでも何とか捕まえて、いつもなら病院に向かう前は必ず洗濯ネットに入れて行くのですが
今回は時間が無かったためそのまま連れて行く事になりました。
病院では問診の後、まずはエコー検査をする事になり、
先生「ネットに移すのは私達がやりますから、しばらく外でお待ちください」
私「えっ?もの凄く暴れますよ」
先生「暴れまくる野良ちゃんも大勢診ています。大丈夫ですよ」と自信満々。
まあ、そう言われると先生はプロなのでお任せした方がいいのかと思い
私「じゃあ、お願いします…」
…と引き下がったのが間違いでした…。
ちょっと嫌な予感を抱きつつ待合室で待機していると…
処置室からドタンッ!ガシャン!と大きな音。
「おぉっとぉぉぉ!!」「そーきたか!」と先生の叫び声(笑)。
そして処置室のドアの覗き窓にお腹を見せて走り去る灰色の影。
待合室で待っている人達の注目を浴びつつ、覗き窓から恐る恐る中を覗いてみると…
尻尾をぱんぱんに膨らませ、処置室の壁を『マトリックス』のように垂直に走り回るコサビの姿が…!!
中では看護師さんが「逃げ出すのでドアは開けないで!」と叫んでおります。
イヤ…開けないですけどね…。
やっぱり私達も手伝えば良かったと激しく後悔です。
その後、激しい格闘の末、何とか捕まえる事ができましたが
先生曰く「ここまで凄いとは…。いつもネットの中では大人しいので油断しました」との事。
怪我をさせてしまう可能性もあったという事で「申し訳ありません」と先生。
イヤ、引き下がった私達も悪いんですよ…。
まぁ、先生もコサビも怪我が無くて良かったです。
ネットに入れられて大人しくなったコサビの体重は…2.8キロ。
この小さい身体から、どうしてあのようなパワーが出るのか。
…と先生も仰っておられました。
家に帰ったコサビはキャリーから脱兎の如く飛び出し何処かに隠れてしまいました。

これは飛び出す直前の写真。

その後2日間、これ以上近くに寄らせては貰えない私…(泣)。
あからさまに警戒中。
今日のコサビ(とピヌ)。
布団乾燥機作動中の布団でお休み中。

近くで写真を撮っても逃げないので、ようやく許して貰えたようです(笑)
日記のタイトルは、先日亡くなった松方弘樹主演の映画『恐喝こそわが人生』(それにしても凄いタイトル…)をいじりました(笑)
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