「ばあやばあや! ここもわらわの領土なのじゃ!」
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今度はカーテンレールの上ですか……
姫様が上がっているカーテンレールは東の壁にありまして、南の壁に設置している本棚から、飛び移られたのですね。
姫様の右目は失明しているというのに、左目だけで、細いカーテンレールの上に飛び移られるとは、さすが姫様です。
身体能力の高さだけでなく、未踏の地を制覇しようという好奇心・冒険心。
本当に姫様は素晴らしい。ばあや自慢の姫様です。
しかし、気付かれたようですね、姫様。
部屋の北はクローゼットになって、飛び移れるものがないのですよ。
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後退なさるも、さすがに後ろには跳べない、でも方向転換するスペースもない。
手を伸ばしてみましたが……
「ばあや、撫でるのじゃ! 今、わらわはここにいたいのじゃ。ばあやに降ろしてもらう必要など、ないからの!」
いやでも姫様、このまま下のベッドに飛び降りますか?
低いベッドを使っていますので、カーテンレールの上からだと、優に160cm以上の高さです。
この高さから、姫様が直接飛び降りたことはありません。
姫様、立ち往生を認めて下さいませ。
ばあやが今、お助けしますから。
と、この窓の下に置いている本棚の上に上がり、姫様を下ろそうとしたのですが。
「ばあやの手はいらぬと申したであろう! わらわはひとりでできるのじゃ!」
伸ばした私の手に猫パンチを食らわせて、一気に飛び降りた姫様。
無事、ベッドに着地なさいました。
姫様、まことに気高い御姿でございました。
やっぱり、女の子のほうが気位高いんですかね~。
ララも、自分が困ってるところを助けられるのを嫌っていました。
椰は平気で、頼ってきてたので、何かビックリ。
これ以降、姫様は寝室の西にある本棚から南の出窓のカーテンレールに飛び移り、そこから南の壁の本棚に飛び移るのが、定番コースになりました。
キャットウォーク代わりなのか、何だかすごく楽しそうにコースを回っています。
ただ、超高所からの落下が必要な東のカーテンレールは、あまり行きませんがw
でも、たまに登ってます。
そして、着地点がベッドしかないので、その間、私は寝たくても寝られない……orz
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