回顧録~あるワンコの話~

2017年4月27日(木) 236 / 5

こんばんわ😃
前々回の日記で割愛した部分、気になる方もいるようなので、ワンコの方だけお話ししよかなと。
文字だけの長文となりますが、よろしければお付き合い下さい🙇ﾍﾟｺﾘ

私が中学生になって間もない頃、二軒隣の家(といっても、そこそこ広い敷地に工事現場の仮事務所？みたいなプレハブの建物が二つ、奥の方と手前に建ってる)のドアに、ある日子犬が繋がれていました。
前を通ると、キラキラした目で私を見上げ、尻尾をぶんぶん😆
撫でると嬉しそうに、もっと撫でれとアピール。
可愛いくて、それから毎日、学校から帰ると荷物を置き、ワンコのもとへ。
１週間程経った頃、いつもの所にワンコの姿がなく、荷物を置いて外に出ると、走り寄って来るワンコ。繋がれていたヒモも首輪もなし。
当時のうちの町内では、犬の放し飼いが当たり前のように、飼い犬も野良犬もふらふらとその辺歩いてる状態😅
なので、特に違和感もなく、逆にどこででも一緒に遊べると喜んでいました。
それからはホントに毎日、空いてる時間の全て、自分が寝る迄の間をそのワンコと一緒に過ごしました。
お互いに飼い主が他にいる事も忘れたように、いつも一緒。そのうち、夜も我が家の玄関前の植木の下で寝るように。
勝手に名前もつけました。(笑)
狐色の体に４本の手足の先だけ白色。今で言う靴下を履いた感じ...で、四白朗(よしろう)。
毎日、学校まで一緒についてきて、私が中に入ってしまうとその辺で少し遊んで家に帰る。
私が学校から帰る頃は、家の前の道路で待ち、角を曲がってふと見ると、頭を持ち上げてこっちをじっと見ている。｢よしろー！｣と呼ぶと、猛ダッシュで走って来る。
そんな姿がホントに可愛いくて。
そのまま、うちの子にしたかった位。
今なら思う。ご飯は置いてあるけど、1度として外に出てる所を見た事がない飼い主。
連れて来るだけ連れて来て、放し飼いと言う名の放置。
あの時、親に頼みこんで、譲って貰えるように話をしてもらえば良かった。
そんな事等少しも頭に浮かばなかった中学生の私...そのままの幸せな時が、ずっと続くと思っていた考えなしの私...今の私の知識が、あの頃の私にあったなら、何を引き換えにしてでも、親に土下座してでも、うちの子にしたのに。
そうすれば、あんな悲しい別れをする事なんて無かったのにと、20数年経った今でも、思い出すと胸が締め付けられるのです。

続く！

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