先日、友人が保護した猫さんの話です。
一週間ほど前、友人が雨の中マンションの駐車場でうずくまる前足をケガした猫を見つました。
保護しようと試みましたが、怖がってにげてしまい失敗。
TNR活動に協力していた友人は団体さんから捕獲器を借り、再度挑戦。
おとといの夜中、無事保護器にはいってくれていましたが、その子の左前足はとても細く捻じれ、傷もあり、3本足しか使えていないとのこと。

ただその子は捕えられた恐怖から興奮し威嚇するため、傷の具合はじっくり確認できず、ざっくり見た様子から事故かな?そして最悪切断も覚悟していたそうです。
そして翌朝、病院で見てもらうと驚きの事実が判明。
なんと古い首輪に前足が引っかかり、もう首輪が見えないほど肩から前足に食い込んでいたそうです。

前々からハズレない首輪をつけていた猫が家の中で高いところから飛び降りた際、首輪が引っかかって首つり状態になり亡くなってしまった事故等聞いてはいましたが、今回ハズレない首輪の怖さを目の当たりにしました。
もちろん迷子になった時のために連絡先を付けた首輪をつけておくことは大切で、簡単にハズレては迷子札の意味が無いとも思ってしまいますが、猫の場合はやはり衝撃がある程度加わるとハズレるタイプのセーフティ首輪が安全ですね。
仔猫の時に迷子になり、成長するにつれて小さな首輪が食い込むこともあります。
その猫さんは、かなり長い期間この状態で過ごしたためか使えなくなった前足は細く捻じれてしまったとのことで、傷口にはウジが湧いていたそうです…
ウジは悪くなった部分を食べてくれるのでそのまま放置、傷口だけ綺麗にし10日後まで様子見!との獣医さんの処置にも驚きましたが、ウジはある程度痛みも取ってくれるそうなんです…(> <)
友人はウジの巣立ちの日まで待つとのことですが、その子のうちにもすでに猫が7匹おり、家の中で巣立った日には狂喜乱舞の代運動会になるだろうと…

その猫さんはもと飼い猫だとわかりましたので愛護センターや警察に届を出していますが、首輪の古さから考えると元の飼い主さんにたどり着くのは難しいだろうなぁ。
皆さんも猫に首輪を付ける場合は外れるタイプで!
そして脱走対策は怠りなく!
どうぞお気を付け下さいませ。
※余談※
ウジは英語で「マゴレット」というそうで、その猫さんは可愛く「マーゴ君」と呼ばれております…
最近のコメント