

子供の居ない私達夫婦は、
毎年2回は大好きなハワイ旅行を満喫していた。
でも、やっぱり私は2人で何かを育てたくて、
誰かのママになりたくて仕方なかった。
人間の子供のパパママにはなれなかったけど、
犬でも猫でも、2人で育てられるなら、何でも良かった。
でも、旦那は、100%猫派で、
昔から猫と何代か暮らしていたことを、
結婚10年目にして初めて知った。
そして猫を飼うために、2006年11月23日、
ペット可能のマンションに引っ越した。
引っ越しの片付けが完全に終わってから、ゆっくり猫を探すつもりだったのに、
何気なく初めて見た里親募集の一覧で、
たくさんいる中の一匹を旦那が見つけてしまった。
「絶対にこの子がいい‼」
確かに可愛かったけど、他にも何匹も似たような子がいる中で、一目で気に入ってしまったらしい。
友達から里親募集に応募しても、子猫は人気があるから、そう簡単には決まらないよ。
と言われていたから、そのつもりで、
旦那の気迫にも負けて引っ越しの片付けの傍ら応募してしまった。
「あの子が来るといいね」嬉しそうに言う旦那に、今まで気付かなかったけど、私よりも旦那の方が猫を飼いたかったんだ…一緒に子育てしたかったのかな…と、とても嬉しくなった。
そして、応募した翌々日に、何と決まってしまった。
旦那の強い思いが通じたんだろうか。
それから、慌てて、キャリーバック、キャットタワー、オモチャ、トイレ、爪切り、ブラシ、お皿、ご飯…猫の育て方の本、数冊…等を用意して、12月2日を迎えた。
後日、ねこの気持ちの雑誌も年間購読で申し込んだ。
「コナ」という名前は、2人の大好きなハワイに因んだ名前を付けたかったから。
アロハ、モアナ、オハナ、ダイヤ…私も色々考えたけど、旦那の「綺麗なコナ島…美味しいコナコーヒーのコナ」と言って、また旦那の意見が尊重された。
コナが来てから、勿論、一度もハワイには行っていない。
あんなに好きだったハワイより、
コナとの暮らしが楽しくて。
1週間も離れるなんて考えられないから。
コナが居なくなって、周りの人は
「またハワイに行って気分転換してきたら?」と言うけど、2人共、ハワイに魅力を感じなくなってしまった。
コナの居たこの家が一番落ち着く。
コナ、大好きだよ。
会いたいよ。
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