5月8日早朝6時に食事・投薬後、嘔吐したと同時に大動脈血栓塞症で後ろ脚が麻痺してしまいました。
かかりつけの病院に電話を入れ、痛みで苦しむ虎太郎を連れすぐ病院へ向かいました。
麻痺してからの時間が短いため、クリアクターで血栓を溶かす治療をすることを決め、
虎太郎を入院させ帰宅をしましたが、何も手につかない半日を過ごし昼に面会に行きましたが、
症状に改善は見られず後ろ脚は冷たく、肉球の色は紫色に変わってました。
翌朝もう一度同じ治療をするということで虎太郎を病院に残し帰宅。
9日、眠れない夜を過ごし朝10時に病院へ。
やはり症状に改善がないまま、朝夕注射に通う事にして虎太郎を連れ帰宅。
ご飯を食べることはなく、おしっこは身体の下に敷いたタオルに垂れ流しの状態でしたが、
家族の中にいてくれるだけで安心できました。
夕方6時、病院の閉院時間に注射を打つために病院へ。
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家に戻ってからも何も食べることなく、少し水だけを口にして、
それでもいつもと同じように穏やかな顔で夜を過ごしました。
10日、朝注射のため病院へ。
身体は昨日より冷たくなり、脱水もすすんでいましたが大量の点滴も出来ない状態らしく、
50ccだけ注射で入れてもらい、新たな血栓を予防する注射をし帰宅。
帰宅後少ししてから虎太郎の目が家族を追わなくなり、
それでも名前を呼ぶとかすかに尻尾を動かしてくれていました。
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時間の経過と共に身体は冷たくなり、
まるで私たちがあきらめる為にじっと頑張ってくれているかのようでした。
5時になったら、もう夕方の注射には行きませんと病院に電話を入れようと思っていました。
4時40分頃、生きながら冷たくなっていくコタに、
「こた、ありがとうね。もう頑張らなくてもいいよ。苦しい思いさせて悪かったね。」と
声をかけたら小さな声で鳴き、少し嘔吐して亡くなりました。
全てがあまりに突然すぎて、心の整理のつかないままですが、
優しい虎太郎らしい最後でした。
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あんなに大きかった虎太郎を、こんなに小さな姿で連れて帰ってきたことが悲しくて涙がとまりません。
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早いもので、虎太郎が亡くなって10日以上過ぎ、
病気がわかってから1か月、以前にもまして元気に過ごしてくれたことが奇跡だったのかもしれないと
思える時があります。あの大きな頭を撫でたいなと思うと涙が流れます。
昨日、虎太郎を小さな仏壇に分骨し、お詫びの手紙を添えて元の飼い主さんにお返しできました。
いつも虎太郎ときなこを思って下さっている優しい方です。
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今はまだ心の整理がつきませんが、
悲しい時間よりも、幸せな時間を沢山くれたのだから、泣いていたら虎太郎が悲しむ気がしています。
今日きなこを心臓の検査にも連れて行ってきました。
虎太郎の分も元気で過ごせるように、同じ悲しみを味わいたくないから。
痛みのない空で、脚も動くようになって走りなさいね。
虎太郎、ありがとう。
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