捕獲時に爪を怪我してしまったセナですが、経過が余り良ろしくなかったため昨日病院で診察を受けました。
爪は剥がれたところの組織（？）が腫れてしまっており、その部分を切除することになりました。
この処置の後、セナは患部の悪化を防ぐため首にはｶﾗｰを巻き、両前足にテーピングをするという痛々しい姿で自宅に帰ってきました。
捕獲の際どのような方法を用いるのか、それは愛猫と再会して以降の生活にも大きく影響します。
私は確実に、１日も早く再会できる方法を優先し、捕獲器という手段を取りました。
結果セナにこのようなケガを負わせてしまったことは、人間のエゴだったのかもしれないと思った事もあります。
まして、近所には外と中を行き来している飼い猫さんもいます。
その子が今のセナのように捕獲器に入って怪我でもすれば責任問題にもなっていたでしょう。
なにより、何の罪もない余所の猫を怪我させてしまうと言う事。
『捕獲器』という手段のリスクについて、改めて考えさせられました。
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さて、脱走７日目。
この頃から私は今までの捜索について記録をつけ始めました。
いつ、どこまで捜索したか、何をしたか、目撃情報はいつどのあたりであったか。
節目の１週間を迎え、長期化した時情報が混乱しないようにこうすると良いと聞いたためです。
ポスティングしたお宅も印をつけておくといいとありましたが、これはそれほど広い範囲に撒いていなかったためやりませんでした。
この日は日曜日でした。
前日から２連休だった私は、朝日の出前後に捜索を始めるべく浅い眠りを繰り返していました。
当初は４時半ごろ自宅を出ようと考えていましたが、４時には助がもう活動を始めている姿を見て「セナももう起きている頃かもしれない」と考え、すぐに着替えて家を出ました。
１度自宅近くの駐車場に張り込みをしましたが、寒くてすぐ家に戻りダウンを着込んで再出発。
この時期の早朝の冷え込みは、なかなか侮れるものではありませんでした。
普段は歩き回るスタンスでしたが、今回は目撃情報が集中していた駐車場周辺で助の鳴き声を小さな音量で流し、反応を伺うという形で行いました。
時間帯的に歩き回っているというより寝床と決めた場所に潜んでいる可能性が高いのではと考えたためです。
これは猫の習性云々というより、セナの性格を考えてのことでした。
寒い中じっとしているのは歩き回るよりなかなか根気が必要でした。
セナに遭った時の為色々とグッズは持ってきましたが、結局それが活用される機会には恵まれませんでした。
折り畳みの椅子に腰かけながら、セナの事を考えていました。
どんなところで寝起きしているのか。
ご飯は食べられているとして、お水はどこで飲んでいるのだろうか。
ストレスや疲労でお腹を壊したり、風邪などひいていないだろうか。
少しずつ場所を変えつつ２時間ほど粘りましたが、収穫はありませんでした。
途中Bさんのお宅からご主人がお散歩の為出てこられたところに遭遇し、目撃時の詳しい状況などを改めて聞いたりしました。
この日は夜まで予定があり、帰宅したのは２１時半ごろでした。
自転車で帰宅したのですが自宅が目視できる距離まで近づいた時、自転車のライトを反射する小さな物体が視線の先にありました。
猫です、ちょうど暗がりでよく見えませんでしたが黒猫のようでした。
おそらくセナだったのだと思います。
私たちはすぐにその猫を追いましたが、やはりどこに行ったか分からずすぐに見失ってしまいました。
暫く探してから自宅に戻ると、留守番電話にメッセージが入っていました。
発信元は以前「家の裏で低い声の猫の鳴き声がする」とご連絡くださった方。（仮にCさんとします）
時間は１９時ごろで我が家のある方の道で、それらしき黒猫を見かけたとの事でした。
その事で私たちはやはり先程見たのはセナだったのだろうと仮定しました。
セナは自宅の周辺まで移動してきている。
きっと近くにいる。
そう考えて翌日から自宅の外を監視できるよう、小型の録画機器購入を検討することにしました。
ぺったん したユーザ
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