なんの挨拶もないが...
コイン坊っちゃまの
召使いでございます
今朝は
キャリーバッグの存在を忘れていたのか
じゃれついたり、寝っ転がったりで
まさか大嫌いな病院に連れて行かれるとは
思いもよらなかったことだろう...
のんきなボンボリンの図...

この直後
嫌がる坊っちゃまを
無理やり洗濯ネットに入れ、
さらにキャリーバッグに押し込んだ...
診療時間開始の30分前に着いてしまったので
車で待機...
これがまた微妙な人間の心理で
車で来た人は
なんとなくきちんと先に来ていた人に
気を配るもんだと私は考えていたが
2番目に来ていたオッサンが
病院内のロールカーテンが開き始めたとたん
入口前を陣取り
私を差し置いて割り込みやがった...
まぁ...私のほうが新参者だろうし
「何番目に来ようが
入口に立ちはだかる人間が優先」
という暗黙のルールがあったのかもしれない
何も言えず2番目に受付を済ませた...
しかしながら怒りが込み上げ
「私が1番に来ていたのですが
わかりませんでしたか?」と
言おうかとも思ったが
オッサンも「おじいさん」と
呼んでもいいくらいに高齢で
車の中にいた犬も大型でヨボヨボだったし
「怒り」ほど無駄なエネルギーは無いため
「世の中は図々しい奴が
得をするようにできているものだ」と
水に流すことにした...
診察台に上げられた坊っちゃまは
3.9キロと変わらなかった...
さほどごはんにガッツかないという
期間が続いたためだろう...
しかしながら先生は
「あれからだいぶ体重増えましたね」
とおっしゃってくれたので
私としてはもっと増えてて欲しかったが
ひとまず安心した...
血液検査は異常なし...
坊っちゃまは
洗濯ネットに入れられたまま...
ビクビクした顔を後に
病院を出た...
仕事に向かい、また売却の依頼で
事務処理を行った後、運転手係...
去勢手術による死亡の可能性より
交通事故死の可能性のほうが
よほど高いんじゃないか?...と
自分でツッコミを入れ
夕方になる前に仕事は終了した
病院には一度17:00に
こちらから電話を入れ、
迎えに行くという流れになっていた...
診察室に呼ばれると
そこにはキャリーバッグに入って
憔悴しきった坊っちゃまが...
去勢手術(血液検査含)
23,000円ほどかかりましたなり...
決して安い方ではないが無事終了...
うちに連れて帰っても
警戒と恐怖がとれず
私のほうに寄って来ず
私の部屋の
続き間である和室の隅に隠れて
出てこない...
恐る恐るこちらの部屋に来ても
私が動いたり、音がしたりすると
ビクつくため
写真はこれだけで精一杯となった...

顔がやつれ
ボンボリンは毛を剃られて
ピンクの肌がむき出しに...
なんとも痛々しい見た目と
小さくしぼんだ姿...
尻写真すら難しく、撮れなかった...
今夜は寝る時に私のほうへ
来ないかもしれない...
それだけ
殺されるんじゃないかと
恐怖に怯えた1日となったのだろう...
改めてコインは
神経質でビビリで
繊細な性格だと実感した...
なんだか私も疲れた1日だった...
小さく萎んだボンボリンは
また撮影できた際に晒す...
早く坊っちゃまの
恐怖心や警戒心が
取り払われますように...
最近のコメント