今度は自宅(会社から車で20分くらいの住宅地)の庭で、三毛の子猫を見かけました。一人で遊んでいました。
とても愛らしいしぐさで、ほほえましく見ていました。
自宅といっても、実家で誰も住んでいないところへ、夜だけ、私と上の息子が寝に行く(帰るとは表現できない程度、台所もお風呂も使わない)古い家で、近所との交流も全くありません。
近所の方が猫を外飼いしているかどうか…なんて、全く知る由もないので、最初は餌も与えず、様子を伺っていました。
すると、母猫らしいサビ猫が現れ、こちらの顔をみると「ブーッ !!」と威嚇してきます。
間違いないなぁ~これは、飼い猫ではない・・・ 昼も夜も人っ気が無いこの家の周りが安心だから、きっと、裏の小屋の下ででも出産して、育てているんだろうなぁ・・・
えっっ! てことは、このまま放っておくと、母親はまた子猫を産み、子猫はすぐに大きくなって、三毛だからメスに違いないし、さらに子猫を産むのでは・・・
まずい!! 会社の方ばかりで気を取られていたけど、もしかしたら、こちらでも××さんの所で猫が増えて、庭を荒らされて困る とか、おしっこが臭い とか、サカリがきてうるさい とか、クレームになる、、、(ブルブル)
おまけに、想像の世界を逸しないけど、今まで見てきた猫の出産で、一匹だけ…って言うのは無かった。
もしかしたら、山の麓で毎朝カラスがギャアギャア鳴いてる環境だから、もしかして、もしかして、他の子猫達は、、、(ブルブル 2回目)
翌朝、サクラ猫指定病院の先生に相談して、捕獲器を貸して頂ける方の連絡先をきき、事情を話したら、すぐに貸してくださる事に。夜、取りに伺って、その晩のうちに仕掛けました。
朝、見てみたら、、、空振り
結構、いい餌を置いておいたのに、やっぱり、餌付けもしないで、いきなりは難しかったか~
こんなところに、おいしいモノがあるなんて、猫は賢いから、どう考えても怪しいモンね~
それじゃあ、子猫は遊ぶのが好きだから、おもちゃで釣って、網で捕まえよう! と、単純発想
おもちゃは、遠いところから操れるように、手作り。タモは丈夫な、魚用を買ってきました。
翌朝、子猫を見かけた辺りで、おもちゃを振り回して誘おうとしたところ、母猫がやって来て、、、
(想像)「ダメよ!こんな陳腐な誘いに乗っちゃ。怖~い人に捕まっちゃいますからね」と、防御体制。
何度か挑戦してみましたが、母親の守備、甘くありません。
一人でおもちゃをチャカチャカやってる自分が、なんだか、やけにマヌケに思えてきてしまいました(汗)
ということで、まずは、餌付けから

朝、そうっと覗いていたら、母猫が食べてくれました。
何ともないことが判ると、子猫も♪

こうやって、毎晩餌をやっていると、数日後には母猫が窓の前で待っていてくれるようになりました。
では、そろそろ・・・
夜明け前に、ちょっといい餌を仕掛けて、捕獲器を置いておくと、、、
えっ?! 母猫が掛かっていました。
ありゃりゃりゃ、予定が狂ってしまった。
捕獲器を貸してくださった方に、とりあえず相談したら、
「あら~、よかったじゃない! 母猫はもう、妊娠しているかもしれないわよ、手術させなきゃ!」
実は、前に保護した屋根猫の手術を、自腹でやってもらって、他の野良用に、動物基金へチケットの申請をしているところなのです。
うっ、息子と母と夫と自分の歯が掻けたり、詰め物が取れたり、痛かったりしてても、歯医者へ行く余裕が無くて、我慢しているのに・・・ また、自腹~~~?!
でも、そうだよね。親猫がせっかく捕まったのだから、今のうちだよね。
ってことで、病院へ。
頑として子猫を守っていた母猫が不在になったら、子猫も難なく捕獲期に掛かりました。
でも、近付くと怖がって、捕獲期の金網に、バンッ バンッ ってぶつかるので、傷つかないか心配で近寄れません。
今まで保護した子猫は、もっと小さいうちから慣らしていたので、こんなに怯える子は初めてで、扱いに困ってしまいました。
またまた、捕獲器を貸してくださった方に相談したら、その方も、現在保護中の猫が25匹いるので、これ以上は無理…と、おっしゃりながらも、子猫の姿を見たら、「仕方ないわねぇ~、弱ってしまってもかわいそうだから」と、あんなに怯えていた子猫を、いとも簡単に抱っこして、預かってくださることになりました。
子猫用に用意しておいた、猫砂と、当面のソフト餌と、ノミダニ駆除等の費用5千円と、その後のえさ代替わりにと、ドラッグストアの金券2千円分をとりあえず預けて、託しました。
しばらくしたら、子猫も避妊が必要になるけれど、そこは、スミマセン m(_ _)m
怯えていた時は、よく分からなかったけれど、抱っこされた子猫は、すごく可愛い顔をしていました。
里親さん探しも、希望者が重なると面倒だからと(実は、その方の家まで車で1時間以上掛かる距離なので)、全面的に任して欲しいといってくださいました。 本当に、頭が下がります。
明日は、母猫を迎えに行って、元の場所に戻すつもりです。
そして、いつか近所の方々に解って頂ける方向で、努力したいと思っています。
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