動物好きな情の深い母の反応は思った通りだった。
問題は猫が好きではない父だな…。どんな反応をするだろうか?
父が仕事から帰宅後…
私「今日ね、子猫拾っちゃった!」
父「はぁ~?猫!?」
私「しかも4匹!(笑)」
父「えぇ~!?なんで?」
私「朝のお散歩に行ったら多摩川に捨てられてたの。
なんか動物の赤ちゃんの鳴き声がするな~って探してみたら段ボールが置いてあって。
開けてみたらへその緒がついたままの猫が4匹入っててね、見捨てられなかったの。
しかも病院に連れて行ったら、昨日生まれたっぽい子猫だって言われたよ!」
父「本当かよ!生まれたばかりの子猫を捨てるなんて酷いな!
で、4匹も拾ってきてどうするんだよ?」
私「ある程度成長したら里親さん探すよ。だからそれまではうちで育てさせて。」
父「お前がちゃんと世話するっていうんだったら、拾ってきちゃったものはしょうがない。」
と、まあこんな感じで案外すんなりOKを貰えました(^^)
父が猫を好きではない理由は職業が関係していて、父の職業はエクステリア工事なのですが、
打ったばかりのコンクリートに野良猫ちゃんが足跡をつけてしまったり、
コンクリートやモルタルの材料となる砂におトイレをされてしまったり…。
あとは「犬は人につき、猫は家につく」とも言われているので、
猫は人間には懐かないと思っていたようです。
そんな父なので、きっと無関心なんだろうな~と予想していたのですが
仕事から帰ってくると毎日私の部屋に子猫の様子を見に来たり、
寝る前にも様子を見に来たりしてました(笑)
決まって聞くのは「様子はどうだ?」「ミルクは飲んだか?」「元気か?」
残念なことに亡くなってしまった時は「あぁ…、ダメだったか。可哀想に…」と
一緒に哀しんでもくれました。
父がここまで子猫たちのことを気にかけてくれるとは思いもしなかったので
今まで知らなかった一面が見れたことにビックリです。
その後、唯一生き残ったフィーアが元気に成長してリビングデビューすると
父は「フィーちゃん、おいでおいで」と自分の元へ呼んで
フィーをナデナデしたり、ちょっと遊んであげたりと可愛がるようになりました。
今では「猫って人に懐くんだな~!」が口癖です(笑)
そんな、ある日…。(次回へ続く)

開眼した時に撮った写真。
最近のコメント