昔々、ヤンキーがブームだったころの話
当時は悪いのが流行。最先端だった。
まあ、横浜銀蝿やらビーナス、ブラックキャッツだの近藤真彦、明菜などヤンキーチックが大流行。
もちろん若いからシヤレオツには憧れる。当時にわかヤンキーが大増殖。
当時最先端アパレルはクリームソーダやペパーミントのヤンキー&ロックンロールショップだった。
まあ最先端だし流行だしで若人は皆、そこ行きたいわけだ。
だが、だがしかし。そこはそれだ。
そのてのショップにはワルが集まっていて、にわかヤンキーには敷居が高かった。
勇気をだしてシヤレオツに決めようとショップのドアを開ける!開け、あ、、
はい絡まれたー。
ヤッパリナー。・゜゜(ノД`)
肩くまれて、オウお前、金もってんだろ?貸してくれやー
(かつあげキター)
(あーふざけんな。金なんか、ねえよ!お前、どこ中だよ?)
○○中だよ! おまえどこ中だよ?
(俺は○○中だよ!)
ほー○○中か!お前〇〇中の○○さん知ってるかヨ?
(あたりまえだろ!○○さんには世話ンなってンだよ、お前は○○先輩、知ってっかヨ?)
ッたりめーだろーよ!ボケぇ。俺んちの近所だよ!
(そっか、○○先輩の後輩かヨ。先輩によろしくな)
○○さんに、ヨロシク言っといてよナ。
はい、これ当然○○さんやら○○先輩なんてのは名前を知ってるだけの有名人。
なんの面識もありません。縁もゆかりもありません。
ヘタレ同士が喧嘩を避けるためのマウンティングの取り合い。ケガやトラブルを避け、かつプライドもまもることのできるテクニックです。有名人の名前をだしてビビらせる虎の威を借る狐作戦。
おしゃべりや威嚇ばかりで喧嘩にはならないわけですよ。
しかしだ!その有名人の○○先輩やら○○さんやらは違う。
まず、おしゃべりしない。考える前にはキメてる。すでにぶん殴ってるんだな。
口より先に手が出てる。頭にきたときには相手を沈ませちまってんだなコレが!
そういった奴らは育った環境がハードだ。どこの街にもあるが悪い奴等が住み着く地域。貧乏くせえ同じような平屋?長屋?が立ち並ぶ地域で、しょっちゅう父ちゃんや、母ちゃんが変わったり子供だけ深夜まで放置されてるような地域で育った奴等と決まっていた。
ようは強くならなければツプれてしまう環境なんだ。
話は猫に戻る。
猫も同じなんだな。うちのぼっちゃんお嬢ちゃん達。
光博、大吉、ニャーツゥ。美三子、美都子、豆太などは喧嘩するときもシャーシャーフーフー、ウニゃウニゃギャーと、よく喋るんだコレが。
で、手が出てるとしてもエア猫パンチだったりスカスカパンチだったりと平和なもんだ。
山で棄てられ生き抜いてきた猫を飼う羽目になったんだが、そいつがモッチ。
コレが○○先輩やら○○さんに該当するんだ。
生き抜いて環境が悪い。なんてったって山里だ。狸や狐等と、渡り合ってきたんだから。カモシカや猿。イタチやテン。リスにハクビシンと群雄割拠な山だ。
そこで生き抜いた猫だヤワなわけがない
山から街におりてきた山賊が、大人しくしてるわけがない。こいつが次々とトラブルを引き起こすことになる。
大吉がガンつけるやいなや即座に飛びかかったモッチ。
大吉は、あわてふためき木の上に登る。追うモッチ。
大吉は細枝まで逃げるΣ(゜Д゜)
重量級ガチムチのモッチも構わず細枝に!もちろん枝は折れ大吉に食らいつき縺れたまま2.5mから落下。
グギャーって悲鳴が( ̄□||||!!
攻撃を止めないモッチ。
これはダメだ!とっさに近くにある園芸用の支柱でモッチをひっ叩いた。
そうでもしなければ止まらなかった。
口で言って、わからない奴もいれば
手を出すまでしなければ理解できない猫もいた。
もちろん暴力なんて振るいたいわけはない。愛情だけで甘甘に育てたいと思うさ
しかし通じない。アマアマにしょうとすればナメられて話にならない。
野性で生き抜いてきた猫はひと味違ってビターだった。
モッチ先輩...
これから野郎には辛酸を舐めさせられる
猫トラブル近所トラブルと
まさにトラブルメーカー。
まだこのときは今後の苦労は知るよしもなかった。


最近のコメント