多頭飼い崩壊からの引き取り

2017年10月11日(水) 499 / 6

これは、私の話ではなく友人の話です。

もう数年前になりますが、愛知県で何件かの崩壊がありました。
ボランティアさんたちのブログを色々みているときに、あるホームページで知りました。

いまは全国的によくみる記事ですが、私はすごく驚いたことを覚えています。

当時、近所の動物好きな奥さんとその話をしたのですが、その奥さんが私の話した話を
自分のお友達にも話したそうなんです。

そして、みなご近所なので会う機会があり、私も仲良くさせていただくことになりました。

そのご家庭は動物が好きで、犬も猫も飼っていました。

犬はペットショップの売れ残りのチワワ。猫は川に流されそうになっていた子猫を引き取ったりと、
優しいご家族です。

そんなご家庭なので、崩壊した子たちが気になり、引き取ることにしたそうなのです。

やってきた猫は成猫で、すごく性格のいい子でしたが、やはり環境が悪かったせいか
健康ではありませんでした。

ときどき、その猫ちゃんの話は聞いていたのですが、いまは治らない病気になり闘病中の毎日。
毎日の投薬や1日数回の食事、安らげる環境作りや家族総出の看病・・・

とくに、その子を気に入っているご主人は、毎晩布団を横に敷き、一緒の部屋で寝ているそうです。
ただ、悔いのないように毎日を過ごされています。

私は話を聞いた時に、苦労したのだから、もっと幸せな時間が長ければいいのに・・・と思いました。

それと同時に、前の飼い主は自分の飼っていた猫たちが誰かに面倒をみてもらい
猫も新しい飼い主も努力して関係を築いていったことをどう思っているのかな・・・と思いました。

少しでも猫たちにすまないことをしたと、思っているのだろうか・・・

崩壊のように一度に何十匹と行き先を探す場合、全頭行き先があるのかな？シェルターみたいなところで過ごすのかな？と考えたりします。

個人で引き取るには限界もあるでしょう。

友人宅の猫ちゃんは、もうすぐその人生を終えると思いますが、数年でも暖かい家族とともに暮らせて
幸せだったと思いますし、この友人ご家族には感謝の気持ちでいっぱいです。

保健所に収容される子もこういった崩壊の子も、人に裏切られても第二の人生は幸せになってほしいと願わずにいられません。

飼い猫も飼えないなら増やさない、子猫が見たいからとか自分の勝手で増やすなら、最後まで飼ってほしい。

第二の人生が幸せになれるのがよかったことではなくて、最初の飼い主の所で幸せになれるのが1番だと私は思います。

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