TARO
東京都 40歳 男性 ブロック
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ずばりネコにはナメられっぱなしですが・・・。
お勧めのマンガ。
松本零士 著
「トラジマのミーめ」
ミーくんのお父さんみたいになりたい。
My Cats(6)
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タロ
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ハナ
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シマの事。⑧
2005年12月26日(月)
2005-12-26T01:02:50+09:00
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ハンバーガーを食べるのもそこそこにすぐタクシーに飛び乗り、
僕達は動物病院に逆戻りしました。
病院に戻るとタロの診察をしてくれていた先生が待っていました。
タロは奥のケージで休んでいるようで姿は見えませんでした。
先生に話によるとお腹にゴルフボール大の腫瘍があるとの事でした。
ソナーとレントゲンの写真を見せてもらうと確かに丸いモノがお腹に
あります。「これはガンなんですか?」と聞くと開腹してみないと
これがどういったものか、良性か悪性か分からない、悪性でも部位に
よって取り除ける可能性はあるとの事でした。
先生は良性であれ、悪性であれもう少し早ければもっと良い処置が
出来たでしょうと話されました。ネコの一ヶ月は人間の四ヶ月近い
進み方です。タロの様子がおかしいと思った時近所の病院に行かず
ここの病院に来ていれば・・・。この時は後悔でいっぱいでした。
とにもかくにも何とかしなければ。僕達は先生に全てを託す事にしました。
そのまま入院して開腹手術をお願いする事にして病院を後にしました。
病院の帰りはどこをどうやって帰ったかも覚えていません。
これからどうしよう・・・。いや、タロはあんなに元気だったんだから
今回も大丈夫・・・。そんな事ばかり二人で話し合ってきました。
「そういえば病院から出る時、タロに挨拶出来なかった・・・。」
彼女がポツリと言いました。そうです、あまりに急な事でタロに挨拶して
行くのを忘れていました。ウチに帰ってからそれが気が気でしょうが
ありませんでした。翌日手術が終わったとの事、しばらく安静との事で
タロと久しぶりに会えたのは3日後でした。
病院について先生のいる部屋に通されると先生は暗い顔をして
待っていました。
「・・・。悪性の腫瘍でした。臓器の癒着がひどく、摘出は不可能でした。
詳しい病名は組織片を海外の研究所(詳細は忘れました。)に送り
後日ご連絡します・・・。」
タロはガンでした・・・。でもこの時は何となく僕の中で心の準備は
出来ていたように思います。
タロが入院中ネットで腫瘍に関する色々な情報を調べていて
その治療法がネコにそして飼い主にとってどれほど大変な事か理解は
していたつもりでした。とにかく抗ガン剤の使用によるタロへの負担を
どうするか、それだけが気がかりでした。
「ではタロちゃんに会いに行きますか?」そういって先生は僕達を
奥の部屋に通してくれました。
ステンレス製のケージの中にタロはお腹に包帯を巻いた状態で
点滴を受けていました。「タロ!!」僕達はタロの所に走っていきました。
するとタロは僕達を見るやいなや「シャーーーーッ!!!!!!!」と
大きな声で威嚇しました!!!ビックリしました。今だかつてタロは
僕達にこんな事はした事なかったのに・・・。恐る恐る扉を開け、彼女が
手を差し伸べるとタロはパタッと威嚇をやめ、頭を彼女の手のひらに
擦り付けながら「ゴロゴロゴロゴロ・・・・・・。」と時折甘えた声で「ニャ・・」
と鳴き続けました。タロが最初に僕達に向かって威嚇したのは
「何で急にいなくなっちゃうんだよぅ!!!さみしかったぞ!!!バカ!」
と言いたかったんだろうと思います。その後ひたすらゴロゴロしたのは
「ごめんね、ごめんね。僕、ガンになっちゃった。ごめんね。」と
鳴いているようでした。ケージの扉には「飛び出し注意。」と張り紙が。
さみしくって病気の体で何度か逃走しようとしたようです。
両親に男はそうそう涙をみせるもんじゃないと
言い聞かされていた僕でしたがこの時ばかりは周りの目を気にせず
ひたすら泣きました。僕と彼女は「絶対治してやるからね!!、心配
しなくていいんだよ!!」と何度も何度も撫でてあげました。
院長先生から今後の治療方針についてお話があると言う事でしばらく
待合室で待っていると院長先生に呼ばれました。
僕達は先生からは抗ガン剤の副作用とかそういった話を聞かされるのか
と思っていたのですがそれははるかに想像を超えるものでした。
「残念ながら当院では今後の回復を見込む治療は行えません・・・・。
ガンがあまりに大きくなりすぎて抗ガン剤の処置をしてもタロちゃんの
体が持たないと思います。とにかく、タロちゃんの好きなモノを食べさせて
あげて下さい。」
完全に病院から見放されてしまった訳です。
目の前が真っ暗になりました。帰りのタクシーの中タロの入ったカゴを
抱きながら僕達は泣くしかありませんでした。(つづく)
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ぺったん
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