今まで犬、うさぎ、インコ、文鳥、十姉妹、イグアナ、アヒル、エリマキトカゲ、ハムスター、怪我をした野生動物保護(鳩やカラス)など、色々な動物を飼ってきた我が家。
家族全員動物好きで、特に今は亡き母は巣から落ちた鳥などを育てて野生に返したり、文鳥などを繁殖させたりなど、一つ上の動物好き。
そんな我が家が猫だけは飼わなかった。
理由は……
父が大の猫嫌いだったのです。
小さい時飼っていた鳩のカゴを野良猫に壊され、殺されたり逃がされたりしてから、恨みさえ持っていたようで……
確かに動物を飼う度に「何を飼ってもいいけど、猫だけはダメだ!」
と言われ続けてきたもんなー
勢いで拾ってしまったが……どうすんだコイツ……
「猫じゃないよ。うんこです。」
いや、もううんこは流されて猫部分が強いからダメだ。
「友達から預かってて~」
お?いいんじゃない?
でもこの嘘ももって3日だな…
「里親が見つかるまで」
コレだ。
これなら期限も予測できないし。
現にこの時は貰ってくれる友人などを探そうとしてたし。
当時はまだスマホとか普及してなくて、手軽に里親とか探せなかったしね。
よし。
この作戦で父を説得だ!!
「ただいm……」「猫はダメだ!!捨ててこい!!」
だよねー。
母は先立ち、姉は嫁に行き私と父の2人暮らし。
私が仕事中、父は猫と2人きりになるのだ。
「すぐ里親探すから!!あと、お金あげるから!!」
「早く見つけろよ!!」
これが金の力か……(´<_` )
その後もぶつぶつと文句を言っていましたが、飲み代をあげると渋々黙ってました(笑)
さて、一番の難関は金の力で解決したが、とりあえず猫が完治したら里親を探さなくては。
検便や尿検査、血液検査などをした結果、特に大きな病気、猫エイズなどは無し!!
お腹に虫がいるのと、左目が結膜炎になってしまっている。
それくらいでした。
性別は男の子、ハッキリとは言えないがおよそ生後1ヶ月ちょっと。
排泄も自分で出来るし、子猫用のキャットフードで大丈夫との事。
良かったー。
当時私には猫の知識が全く無く、正直好きな動物ランキングでは下の方と言っていい程。
何していいか分からないからね。
拾った時怯えていた子猫も、病院に行って家に連れてきたら私のベッドのど真ん中に寝て、下痢を漏らすと言う何とも大物の風格。
わざとじゃなくて下痢だから気を抜くと漏れちゃうのか……
突然の出来事だからケージもないし、トイレは帰る途中に買ったけどまだ覚えてないし、とりあえず下痢を拭いたティッシュを猫砂の上に置いて、漏らしてもいいようにベッドにタオルを敷き、そこに子猫を寝かせ一緒にベッドで寝ました。
すると夜中……
大音量のゴロゴロ音と共に私の体に爪をめり込ませながら何かがよじ登ってくる……
そして胸の部分に乗ると更にゴロゴロ音を轟かせ、動かなくなる……
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ……
うるせぇー!!!!(༎ຶ⌑༎ຶ)!!!!
何コレ?!
猫ゴロゴロ言うの知ってたけど、このちっこいボディーから出る音じゃなーい!!
これ病気?呼吸器の病気じゃないの?!
でもしばらくすると音が消える。
そしてこちらが眠りに入るとまた大音量のゴロゴロ音……
ゴロゴロのせいで寝不足状態で朝起きると私の横にずり落ちた子猫が仰向けで寝ており、私の胸元は下痢だらけになっていたのである……。
しかし、ふと猫のトイレを見ると少しのオシッコとトイレからはみ出た下痢が。
え?
もうトイレ覚えたんだー。と、関心した。
下痢はあくまで子猫の意志とは関係なく出しまっていたもので、もよおした時はちゃんと1人でトイレに行って用を済ませ、またベッドに戻って来たのである。
生後1ヶ月という事は、少なからずお母さんとしばらくは一緒にいたのだろう。
お母さんがどのような事情でいなくなってしまったかは分からないが、体の汚れ具合から見ると、周りに兄弟も居なかったし、数日間は1人だったと思う。
たった1ヶ月の手のひらに収まる程の子猫が空腹と孤独の中で生命を全うしていた事、私に拾われた事もかなりの恐怖だったであろうが、そんな中で生きる事に必要な選択肢を選び、本能がしっかり働いている事にビックリした。
私は子猫の強さ、頭の良さから当時三國志のゲームをやっていた事もあり、諸葛亮孔明の最高のライバルであり魏の軍師である
「司馬懿仲達」
の名前をもらい、その子猫を「シバ」と呼ぶ事にした。
しかし、子猫の里親を見つけなければ父の機嫌も悪くなる一方だ。
果たして子猫の里親は見つかるのであろうか?
シーズン3へと続く!!
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って、もうみんな結果知ってるニャー。
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