干支(えと)についての疑問⁉️
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(干支と十二支)
昔は、月の満ち欠けだけで生活していて、天文学を利用した日や月を表すカレンダー的な役割として、干支を設け、月の満ち欠けを12回繰り返すと季節が元に戻ることから、1年は12ヶ月となり、毎月のリーダーが12番分必要となりました。
そこで生まれたのが十二支です。
十二支の動物は、馬や羊の位置、龍が入って いること、なぜこの動物たちなのか不思議です。?
日本に伝わった「十二支」は、年月日や時刻、方位、占いで使うものでした。
もともとは文字が先にあり、分かりやすくするためにその文字に近い動物が当てはめられていき、さらに覚えやすくするために物語ができたそうです。
(日本の十二支)
12年ごとに入れ替わる干支、すなわち十二支に認定された動物たちです。
日本での順番は、ご存知のとおり、
子(ね)がネズミ🐀、丑がウシ🐂、寅がトラ🐅、卯(う)がウサギ🐇、辰がタツ🐉、巳(み)がヘビ🐍、午がウマ🐴、未がヒツジ🐏、申がサル🐵、酉がニワトリ🐓、戌がイヌ🐕、亥(い)がイノシシ🐗
となっていますよね。
干支の中に本来入っていてもおかしくない動物、そう、イヌはいるのに、ネコがいないですよね。
ネコ好きの皆様からすれば、納得いかない話。(-。-)
もう、語り尽くされた話ですが、ネコが十二支に入れなかったことが記されている民話を、改めてごらんくださいね。
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昔〜昔の、ある暮れのこと、神様が、動物たちにお触れを出したそうです。
「元日の朝、新年の挨拶に出かけてこい。一番早く来た者から十二番目の者までは、順にそれぞれ一年の間、動物の大将にしてやろう。」と。
動物たちは「おらが一番」と、めいめいが気張って元日が来るのを待っていました。
ところが、猫は神様のところにいつ行くのか忘れてしまったので、ねずみに訊くと、ねずみはわざと嘘をついて一日遅れの日にちを教えたのです。
猫はねずみの言うことを間に受け、喜んで帰っていきました。
さて、元日になると..
牛は「おらは歩くのが遅いから一足早くでる」と言って、夜のうちから支度をし、まだ暗いのに出発をしました。
牛小屋の天井でこれを見ていたねずみは、ぽんっと牛の背中に飛び乗りました。
そんなこととは知らず、牛が神様に近づいてみるとまだ誰もいません。
我こそ一番、と喜んで待つうちに扉が開くと、とたんに牛の背中からねずみが飛び降り、ちょろちょろと走って一番のり。
それで牛が二番目となり、それから虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鳥、犬、猪の順番で着きました。
猫は一日遅れで行ったため番外で仲間に入ることができませんでした。
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これは福島から伝わった日本の代表的な物語です。
他にも、遅れてきた猫は神様に「顔を洗って出直してこい」と怒られたため、それ以来猫は顔を洗うようになった、
という言い伝えや、猫がお釈迦さまの薬を取りにいったねずみを食べてしまったため、十二支に入れてもらえなかった、ともいわれています。
他の動物たちの順番については、
牛は、二番目になったからといって怒ることもなく、「二番目だったら満足」でした。
虎は、神様のお話を噂で聞いたため信じなかったが、本当だったら恥をかくと思い三番目に。
兎は、神様に会いにいくときみんなが休憩している間もぴょんぴょんと飛び跳ねて進んだことから四番目。
龍と蛇は、同時に到着したが、修行をした龍は空が飛べるため蛇は龍を尊敬して順番を譲った。
犬猿の仲と言われるほど仲の悪い猿と犬を仲介した鳥が間に入る。
猪は、実は一番最初に到着していたのだが、まっすぐしか走ることができないために神様の所を通り過ぎてしまったため、最後になった。
と、それぞれ動物たちの特徴をとらえて順番が考えられているのですね。
「子」を動物に例えると「ねずみ」だったことから、ねずみが一番の物語が作られたとされています。
また、ねずみのずるがしっこいイメージは、当時保存している穀物をねずみが荒らしていた事から始まったのかもしれません。
民話が原因でネコがネズミを襲うのではありませんが何となく納得してしまいそうなエピソードですよね。
それよりも、ウシがネズミに対して怒らなかったのがちょっと不思議です。
ネズミから騙されなかったら、ネコも本当は十二支に入っていたかも!?
(猫が干支に入っている国)
実は、世界には、猫が干支に入っている国があったのです!
🔹中国・台湾・韓国・ロシア
鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・猪(豚)と基本的には日本と同様の十二支ですが、『猪』という漢字は『豚』を意味するようです。
🔹モンゴル
鼠・牛・✴️豹・兎・龍・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・✴️豚
🔹チベット・タイ・ベラルーシ
鼠・牛・虎・❇️猫・龍・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・豚
🔹ベトナム
鼠・✴️水牛・虎・❇️猫・龍・蛇・午・山羊・猿・鶏・戌・✴️豚
🔹インド
鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・午・羊・猿・✴️ガルダ・戌・✴️豚
🔹イラン
鼠・牛・虎・兎・✴️鯨・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・✴️豚
🔹アラビア
鼠・牛・虎・兎・✴️ワニ・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・✴️豚
🔹ブルガリア
鼠・牛・❇️猫・兎・龍・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・✴️豚
🔹トルコ
鼠・牛・✴️豹・兎・✴️魚・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・✴️豚
猫の他に、水牛、豚、鯨、豹、魚、ガルダなどもいるなんて、びっくりですね!(((((゜゜;)
※ガルダとはインド神話に登場する神鳥です
チベットやタイ、ベトナム、ベラルーシでは、猫が入っていますよね〜!
いずれも兎に代わる形で並んでいます。
これらの国では、縁起物として猫の干支グッズが飾られることがあるようなので、ちょうど猫年にあたる年に旅行してみると、おもしろいお土産物が見つかるかもしれないですね〜。(=^ェ^=)
長くなりましたが、最後までお読みいただいて、本当にありがとうございました〜!(^_^ゞ
※猫の髯がはえているよなブルーキャット
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※マミ姉さん、お正月が終ったバッテン、ま〜だ頭にみかん🍊ば乗せんしゃって、面白かバ〜イ!・・・。。。ってしゃらからの一言デシタ‼️(ФωФ)
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