小さい椅子を手にとっては、ちょっと違うかなー、とかブツブツ言いながら真剣に見ていた。
まあ、ディスプレイとして飾っとく分にはかわいいとは思うが・・・
「え、なんなん、そんな小さい椅子、何処に使うの?」
不思議に思って聞いてみたら
「なんかな、踏台的なもの欲しいねん。でもこれもちょっと違うなー、もっと低い方がいいねん」
「踏み台?」
「ああ、おじいやんがさー、もう自分でベッドの上にジャンプできひんねん(笑)」
「ああ(笑)、せやなぁ」
おじいやんはまあ、それは今に始まった事ではないけども(笑)
元々足が短い&デブ&ドンクサイからだろうか。
ちょっと(いやかなり)昔から、ベッドにジャンプしてもちょいちょい失敗しては、
『み、見たなBBA?!』
とこっちにすごい勢いで振り向くので、
「私そんなん見てません」というフリをしてあげるのが毎回吹き出しそうで大変だった。
笑うの我慢できずに、顔そらしながら身体は揺れてたと思う。
健気におじいやんのために踏み台を探す旦那に、
「なんか子どものいらん漫画雑誌あるやん。コロコロとかさ。あれガムテでまとめて置いといたら?」
「えー、いややあ!そんなんするくらいやったら他に方法考える」
「・・・・・」
どないやねん、とめんどくさくなったBBA、あ!と思い出す。
「家に使ってない踏台あるわ!」
「え?そんなんあった??(笑)」
坊主たちがもっともっと小さい頃、歯磨きとか手洗いで洗面台使う時に必要で買った、子供用の踏台。
今はもう使ってなくて、台所の片隅に埃かぶって放置プレイ。
たまーに、高い吊戸棚の中の物を取る時に、BBAが使うくらいだ。
「あれおじいやんにあげるわ!」
「あああ、あれか!でもあれって高さない?あんまり高いとおじいやん無理やで(笑)」
「高いって言うても、ステップになってるから、おじいやんにしたらその方が良くない?」
「え、そんな形やったっけ?(笑)」
「うん(笑)。まあさ、一回使ってみたらええやん。おじいやん気に入るかもしれへんし」
「せやな」
ということで、IKEAではおじいやんの踏台を買わずに帰って来た。
そしてその、坊主たちのお古の踏台。
はいドン

見事なステップ(笑)

おじいやん『おいBBA、なんやねんこの小汚い椅子!』
あゴメン拭くの忘れてたわ(笑)(笑)(笑)
おじいやん『これってあのクソ坊主どもが使ってたやつか!うわもうじんましん出るわ』
おじいやんは昔から、うちの坊主どもが大嫌いすぎて腹が一面ハゲたことがある
(あ、もちろんBBAも嫌われてますけどねテヘ(笑))

おじいやん『おい誰や、こんなシール貼ったやつ!うわしかも全然可愛くないヤツや!!』
ちょ(笑)(笑)(笑)。
たぶん長男か次男の仕業なんだけど、BBAも知らんかったわ(笑)。

おじいやん『おいBBA、こんなん絶対使わへんからなプンスコ』
近い近い、ブレる(笑)
BBAお得意の偽装工作で、踏み台までおじいやん抱っこして乗せてみようとしたけど
磁力の反発のように離れていく(笑)
まあこれは無理かな、と思ってたら、後で旦那から
「あー、あれ(踏み台)おじいやんめちゃ使ってるで(*´ω`*)」
と報告が(笑)
はああ?!あんのクソジジィ!(笑)
どうやら旦那が褒めちぎったらしい。
ちょっと・・・絶対使わへんって言うてたやん(笑)

おじいやん『アホかBBA、そらパパさんにああまで言われたら・・・///』
腹立つわー(笑)
また来るからな!!(笑)
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