なんだか切ない

2018年1月21日(日) 519 / 12

我が家はいま大半が8歳以上の猫たちです。
10歳以上も増えてきました。

最近老いを感じる猫がちらほらいます。
長老たちも老いが進んできました。
歩き方がゆっくりになり、もう走ることもしません。黒猫ですが、白いヒゲも少し前から生えてきています。

いつのまにか、猫タワーにも登らなくなりました。

歳をとってから来た黒猫がいるのですが、最近トイレに入ってもオシッコを外したり、粗相が増えてきました。

今日は猫ベッドでオシッコをしてしまいました。
私は怒りはしませんが、ベッドを掃除していると、その黒猫が後ろに座っていました。
いつも来ない洗面所にきて、私がしていることを見ていました。

ジーっと見ながら、小さい声で鳴きました。
私は黒猫に、「反省することなんてない。」と言いました。
わざとやったわけじゃない。
できなかったこと。できなかったことに罪はありません。

この子はいま推定16歳ですが、自分の変化に戸惑っているようでした。
トイレに間に合わない。間に合ってもできてない。

なんだか見ていて切なくなりました。まだ粗相しても、掃除しとけよ！と威張る猫の方がお互い気が楽といいますか、そんなに心配ではないのです。

ウチに高齢になって飼育放棄で来た子は、私はその子の子猫時代、まだ若く元気な成猫時代を知りません。
思い出が高齢のみなのです。
だけど、かなり濃厚な思い出になることがほとんどです。それは、こういった粗相など濃い内容だからです。

老猫の子たちには、さんざん迷惑かけて、やり切って人生終えてほしいと思います。

60 ぺったん