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去年の12月上旬、今回の里親探しの依頼人が私が仕事に行っている間に里親希望の男(動物管理センターの里親募集で見たと)と面談し、勝手に来た男に家も見ずにその場で仔猫を渡してしまいました。
里親詐欺が怖いのと、譲渡の流れもあるからと、勝手に渡してはいけない!と以前から何度も何度も繰り返し、注意をしていたにもかかわらず…
預かりボランティアさんの近くに住んでいる長年、猫保護活動をされているマダムMが機転を利かしてくださったようで、取り戻しに行ってくれました。
男の手には猫の引っ掻き傷が沢山付いていたみたいです。マダムMが言うには多分「首を絞めた時に猫が抵抗した傷」ではないかと。
マダムMはハッキリと男に「仔猫の首絞めなかった?」と尋ねたそうです。するとその男が青ざめ、震えながら「絞めてません」と答えたそうです。
しかも、前に飼っていた猫はロフトから落ちて死んだと言ったそうです。猫がロフトから落ちて死ぬなんて、怪しい…とマダムは不信感を抱きました。
私は仕事中でそんなことがおきていたなんて全く知る由もなく…
そして仕事が終わり、4ちゃんの兄弟子猫の検査の為、病院へ連れて行く途中で私の携帯電話に男から電話がかかってきました。
話が見えず、なぜ私の電話番号を知っているのか?説明をしてもらいました。
「飼い猫が死んだので動物管理センターに火葬の為、連れてきた。その時にセンター里親募集を見て次の猫が欲しかったので日中に4ちゃんを連れてきたが、すごく暴れたので要らないので返した。もっとおとなしい猫が欲しい。」
と。
4ちゃんを含め保護した7匹はとてもおとなしい子達。よほどのことがない限り暴れるなんてことはないはず…とおかしいと感じました。それに飼い猫が亡くなったばかりでもう次の猫を探すなんて更におかしい。
その後、マダム達から事件の顛末を聞きました。
依頼人には怒鳴るくらい注意をしましたが、話が全く通じずなんとも思っていませんでした。
(その後も何度か同じことを繰り返す)
男の情報は管理センターと他のボランティアさん達へ共有しました。
ヒアリングシートに直筆で記入したものもあります。
・札幌市東区在住
・アパートに一人暮らし
・2017/12/上旬時点で29歳
・自称:心理カウンセラー
・イニシャル:KK
4ちゃんはトラウマになっている為、現在、マダムMのお姉さまの自宅で保護されています。数字の名前では不憫だということでヨッコちゃんと呼ばれています。
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