ですが、暖かくなってくるとお外にお散歩に出かけます。
今まではひとりで猫ドアから出て行って、勝手にお散歩してきていたのですが、むうたが家にやって来てから、ひとりでお出かけすることはなくなり、お散歩に行きたくなると
「一緒に行こうよ〜。いい天気だよ。行こうよ〜」
と、こちらの都合は全く無視で、せっせとお散歩に誘ってきます。
お庭に出て日向ぼっこ。
家の周りを探索。
私の車の点検。
時には少し遠出して、ご近所の野原まで遊びに行きます。
お散歩するちまさん

そして、そんな私たちの姿をじっと見つめる存在。
もちろん、むうたです。
私たちが外に出ると、おいていかれまいと、急いで外に出に出てきます。
そして、私たちから10mぐらい離れた場所から、じっとこちらを見ています。
決してそれ以上近づいてくることはありません。
むうたは、うちに来た時から、自分はNo.2だということを、ちゃんとわかっているようでした。
ちまさんが一番。自分は決してちまさんの邪魔をしてはいけないんだと、キチンと理解しているのです。
なので、お散歩についてくるものの、ちまさんを刺激しない距離。
それでいて、決して見失わない距離を保ってついてくるのです。
私たちが移動すると、おいていかれまいと、必死で後を追ってきます。
ですが、距離を詰めることはなく、私たちが遊んでいるのをただじっと見ているだけです。
見かねて、むうただけをお散歩に連れ出したこともありました。
ですが、むうたは頑なにいやいやします。
一緒に遊べなくても肩を並べて歩けなくても、むうたはちまさんと私のお散歩についてくることを選んだのです。

一緒に遊びたいだろうに。
仲間に入りたいだろうに。
ちまさんとじゃれ合ったりしたいだろうに。
むうたはただついてくるだけです。
少し離れた場所で、見ているだけです。
こうしてついて来てさえいれば、いつか仲間に入れてもらえるんじゃないか。
そんな日を夢見て。
むうた、ごめんね。
本当は一緒にお散歩したいよね。
いつか、ちまさんの氷の心が溶けて、一緒にお散歩できる日がくるといいね。
みんなで仲良くお散歩できたらいいね。
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