どうしても一泊二日で沖縄に行かなくてはいけない用事があり、ちまさんとむうたは一晩お留守番をすることになりました。
一泊二日という時点でレジャーではないということはおわかりいただけると思います(^-^;
ちまさんはフードを多めに出しておけばなんとかなりそう。
でも、むうたは目の前にあるフードを全部食べてしまう子。
薬も飲まなきゃいけないし、不安。
そこで私は、車で2時間ほどの距離に住んでいる姉に留守番の頼むことにしました。
ここで初めて登場した姉。
なぜ今まで登場しなかったかというと、本当に今まで私の人生に登場していなかったからです。
母の入院中も2ヶ月に1度お見舞いに来る程度。理由は「遠いから」だそうですが、姉の家から母の病院までは車で1時間強の距離。
そんな姉なので、母が亡くなってからも母の葬儀の準備はもちろん私1人で済ませました。
念のためですが、私たちは決して仲が悪いわけではありません。
姉に頼むのは不安でしたが、最悪ごはんだけでもあげてくれれば、と思い助っ人をお願いしました。
当日、私は朝早く出たので、まだ姉は来ていません。
お昼前に沖縄に着いたので、飛行機から降りてすぐ姉にメール(姉は何故か頑としてガラケーを維持しているため、ラインは使えない😰何故スマホにしないのかは謎)
姉からは
「今から出る」
今から?
姉の家から実家までは2時間ほど。
不安だ…( ̄ー ̄)
沖縄で用事を済ませ、心配のあまり夕方また姉にメール。
ちまさんもむうたも私以外には一切懐いてない。
私がいないうえに、突然の姉の登場でさぞかし不安がってることだろう。
私「ちまさんとむうた大丈夫?」
姉「大丈夫だよ。ちまは探してウロウロしてる。むうたはよだれが出てるよ」
かわいそうに。
ちまさんはさっそく探してくれてる。
むうたも怖がってるだろうな。
でも、お薬のまなくちゃ。
でも、知らない人からお薬飲むかな?
私「むうたに薬飲ませて。チュー◯に混ぜてあげたら食べるから」
姉「わかった」
そして夜。
またまた不安のあまり姉にメール。
私「何か変わったことない?むうた、お薬飲んだ?大丈夫?」
姉「ちまはすごい鳴いて探してるよ。すごいウロウロしてる。あれだけ探されたら、そりゃかわいいわ。」
よしよし。
ちまさん、かわいそうだけど、やっぱり私が恋しいんだな。
さすがちまさん。わかってるね。
姉「むうたは大丈夫。薬も普通にチュー◯と一緒に食べた」
???
あんなに人見知りなむうたが、すんなりお薬を?
なんか変。
そう思いながらもとりあえずその夜は連絡終了。
翌日、午前中の便で沖縄出発。
早く帰らなくちゃ。
あの子たちが待ってる。
あの子たちは私がいないとダメなんだから。
きっと昨日の夜は不安だったはず。
さぞかし心細かったことだろう。
帰ったら熱烈歓迎してくれるはず。
待っててね。
すぐ帰るからね。
そう思いながら、なんとか午後4時過ぎに家に帰り着きました。
「ただいま〜!ちま〜!むうた〜!」
さぁ、わが子たちよ、思う存分歓迎するがよい‼︎
玄関を入ると、まずはむうたがいました。
「むうた〜。ただいま〜」
すると、むうたは私の顔を見るなり、慌てて家の奥へ。
ん?
なんで?
大好きなママだよ、むうた。
不信に思いながらも、二階で待つちまさんの元へ。
昨日探してたって言ってたもんね。
喜んでスリスリしてくれるかな?
それとも「どこ行ってたの〜?ちまさみしかった〜!」って怒られちゃうかな?
どっちにしろ、ちょっとウキウキ。

窓際のちぐらにちまさん発見!
「ち〜まさんっ💖」
ちまさんは
「あ、帰った?」
とちぐから頭だけ出して私を確認。
そしてすぐにまた窓からお外を見学。
え…?
それだけ?
感動の再会は?
冷たい。
2匹とも冷たすぎる。
仕方なく階下に降りて姉に確認。
私「昨日の夜、大丈夫だった?ちまさんもむうたもちゃんと寝れた?」
姉「ちまはあんたの布団で寝てたよ。あんまり騒ぐから、あんたのストールかけてあげたら大人しく寝た。むうたは昨日は私の布団で寝たよ」
Σ(゚д゚lll)
むうたが姉の布団でっ⁉︎
私以外には懐いてないはずなのに、いったい姉は何をしたんだ?
さらに姉は
「どうでもいいけど、すっごいついて来るね、むうた。ちょっとうっとおしいぐらい」
おかしい。
明らかにおかしい。
ちまさんはなんとなくわかる。
でも、むうたの反応がおかしい。
さっきも私を見て逃げたし…

すると、むうたが家の奥から出てきました。
しばらく私と姉を見比べた後、なんだか申し訳なさそうに、私の方に甘えた声ですり寄ってきました。
そう、今まで見たこともないぐらいものすごく甘えた声で。

このむうたの態度を見て、私は全てを理解しました。
むうた、姉を私と間違えてたっ!
私がいない中、普通に家に入って普通に過ごす姉を、昨日からずっと私だと思ってくっついてまわってたのです!
猫は顔ではなく、においや声で人を判断するらしい。
確かに私と姉の声は似てる。
雰囲気も姉妹だし、ましてや一つ違いだから、人から見れば似てるのかもしれない…
でも、むうた。
あなた、いくらなんでも、丸一日姉を私と思い込むっておかしくないですか?
こんなにも愛情注いで、絆が出来たと思ってたのに、ママと他人を間違えたまま一日過ごすなんて…(;´д`)
もう、ショックすぎて言葉もありませんでした(;ω;)
笑えないよ、むうた。
ママ、しばらくむうた不信だったよ(´;Д;`)
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