当時はまだ7歳。
腎不全は高齢猫に多い病気だと思っていた私は、まさか7歳で発症するとは思っていませんでした。
(ボスは元ノラ猫なので、保護時(5歳)で既に腎不全初期でした(;_;))
去年の1月、水を飲んでいる姿をよく見るようになり、
2月に入って頻尿の傾向があったので、病院で血液検査と尿比重の検査をしました。
結果はクレアチニンの数値が高くなり、尿比重が軽くなっていました・・・。
診断直後はまだ受け入れる事ができず、
翌月、別病院でも血液検査とSDMA検査をしてもらいました。
※SDMA検査
http://www.idexx.co.jp/smallanimal/reference-laboratories/sdma-resources.html
血液検査結果は、やはり腎機能不全、
SDMA検査では基準値上限ギリギリだったものの、腎機能は低下していると。
その病院でも同じ『慢性腎不全』の診断結果でした。
集中的に補液(皮下点滴)に通い、定期的に血液検査するもなかなか数値は下がらず、
このまま末期まで一気に症状が進んでしまうのでは…と不安でした。
「いつまでさちこと一緒にいられるだろう?」とか、
「もう長くはないかもしれない・・・」と考えてばかりでした。
そんな中で、励ましのお言葉をくださった猫友の皆様には感謝です。
慢性腎不全に効果的なのは、補液と療法食への切り替え。
さちこの場合、元々偏食なので療法食への切り替えが難しかった(>_<)
何種類かの療法食を試してやっと継続して食べてもらえるフードが見つかりました。
JPスタイルのキドニーキープ
今も飽きる事なく、食べ続けてくれてます(*^-^*)
このフードを紹介してくれたNさんは、さちこの命の恩人と言っても過言ではありません(*´▽`*)
療法食に切り替えをしてからは順調に数値も下がり始め、
CRE(クレアチニン)は基準値より高いですが、BUN(血液尿素窒素)はほぼ正常値に収まっています。
現在は、5日に1回 通院して、補液(皮下点滴)を500ml入れてます。
お薬はセミントラを服用中。

**********************
《通院メモ》
●通算通院回数:H29.2.18~H30.2.18の1年間で、108回
●補液の頻度
(2/18~3/7は通院時の2回のみ)
3/8~21までは、ほぼ毎日
3/22~4/30は、2日に1回
5月~6月は、3日に1回
7月~10月は、4日に1回
11月~現在は、5日に1回
●腎機能の血液検査結果
(基準値 BUN:17.6~32.8mg/dL、CRE:0.8~1.8mg/dL)
H29.2/18 BUN:28.0、CRE:3.4
3/2 BUN:25.1、CRE:2.0
3/8 BUN:42.1、CRE:3.9
3/11 BUN:26.3、CRE:2.1 (食欲がなく食べなかったので一時的に下がる)
3/17 BUN:47.0、CRE:3.9
3/21 BUN:36.9、CRE:3.2
4/5 BUN:59.9、CRE:4.0 (ワースト記録)
---------------------- ← ここで療法食だけに切り替え
4/27 BUN:28.7、CRE:2.9
5/15 BUN:33.9、CRE:2.8
6/2 BUN:31.7、CRE:2.6
7/7 BUN:36.4、CRE:2.8
8/4 BUN:28.2、CRE:2.4
10/7 BUN:28.9、CRE:2.1
H30.1/25 BUN:29.6、CRE:2.2
**********************
【さちこを腎不全にしてしまった私の後悔】
★フードが高タンパクすぎたこと
腎不全の診断を受ける10か月前に「高タンパクな」プレミアムフードに変更
プレミアムフードだから、と安心していましたがそれが逆効果でした
高タンパク質は腎臓に負担をかけるので、
若くて健康な猫には問題なくても7歳前後のシニア期の猫は避けるべきでした
★お水の容器を減らしてしまったこと
秋を過ぎた頃に夏ほどお水は飲まないだろうとお水入れを3個から2個に減らしていました
腎臓の為には冬こそ水分摂取が必要なのに…(;_;)
(夏より冬に腎臓病を発症する確率が高いそうです)
みなさまは、気を付けて下さいm(_ _)m
現在は・・・定期的に通院したり、療法食を食べたりはしていますが、
それ以外は病気になる前と全く変わらず、ガリガリ~と爪とぎをして、
雄叫び(笑)を上げながら階段を駆け上がったり、とっても元気です。
体重も一時期は4.1kg台まで落ちましたが、今は4.5㎏前後をキープしています。

今残っている腎臓の機能を大事にしながらできるだけ長生きして欲しいです。
一緒に頑張ろうね。
最近のコメント