仕事で疲れ果てていた私、PC前で魂を飛ばしていると夜8時頃に娘が帰宅。
たまたま玄関の前に立っていた妹の悲鳴。
妹「おねーちゃん!!娘ちゃんがー!!」
なんぞと見ると、ガクガク震えて顔面血だらけの娘。
(ﾟロﾟ; 三 ;ﾟロﾟ)
急いでタオルを持ってくる妹、タオルが血で染まっていきます。
(ﾟロﾟ; 三 ;ﾟロﾟ)
娘「おかーしゃ…きゅ…救急車…自転車でこけた」
その時、不謹慎にも二時間サスペンスの被害者みたいに人というものは
本当に血が流れるんだなーって(;￣д￣)じゃねーよ私!!
顔を拭いても拭いてもダラダラと出血が止まらない。ヤバス!!
片目が血で閉じており、目がやられた?と最悪の事態がよぎりました。
私「頭うった?」娘「うった」私「吐き気は?」娘「ない」
目をふきとると眼球は無事、人差し指を左右に動かして見えているか確認。
意識もしっかりしてる、パニックになりガクガクと固まる娘。
私「救急車待つより走って行った方が早いから緊急外来に電話する」
妹行きつけの地元の総合病院に電話。
けれど
病院「子供さんなら脳神経外科でみて貰う方がいいです。救急車をオススメします」
との事、ちなみに周辺に脳神経外科はなし…田舎めぇ…（#^ω^）
緊急外来相談電話に電話して繋ぎをとって貰い、高速飛ばして片道1時間半の
和歌山でも大きな日赤病院が受け入れをしてくれました。
万が一の入院も考え、そうなった場合の往復の足も必要。
意識もあり出血も瞼の上がメインでタオルで抑えて止血して自家用車でGO!!
猫達に留守番を頼んで固まる子達を置いて財布と保険証と替えのタオル持って
雨風の強い春の嵐をかけぬけました。
グル「俺留守番でした」
ムッとしてました。ごめんよぅ…。
たどり着いたのが夜10時頃、初めて行ったんですけど大きいなぁ…迷路みたい。
周囲にも沢山の人がいて、家族さんで仲良く話している人や泣いている家族。
「学校もう休みたくないの」と泣く小学生の女の子や
「怖かったんだよー」と暴れる幼稚園の男の子。
娘はCTスキャンと全身の骨や傷を確認されました。
先生「どうしたの?」
娘「自宅前で家だーって足で自転車のランプを足で消そうとして
前輪に足巻き込んで自転車と共に前に一回転して顔から打ちました」
先生「首の骨に異常なくて良かったね…気を付けてね」
本当マヌケな事故ですが、頭から地面に飛び込んでいるので即死の危険があったそう。
脳も骨も異常ないそうで、瞼の上がパックリ割れているそう。
先生「形成外科で早く見て貰って下さい、そちらの地方には形成外科がないですね。
なので明日、再度またこちらに来てください。予約入れておきますね」
とりあえず様子見で夜中に吐いたら問答無用で救急車を呼ぶようにとの事。
応急処置で眉の上はテープで固定となり帰宅したのが夜12時でした。
痛み止めを飲ませて疲れ果てた娘を寝かせ、私は徹夜です。
夜間診療は高いのですが仕方ない。保険効くし、ちゃんと色々治して貰おう。
で、問題が仕事。
実は外来受付の電話をして受け入れの日赤に迎う前に職場に
「娘がこういう事情でいつ帰宅できるかわかりません。明日の仕事は急ですが
休ませて下さい」
とお願いしていました。
オーナーからは
「とりあえず病院の結果きたら教えてくれる?」
との事で病院で処置して貰い、帰宅する寸前に再度電話で
「応急処置して貰い、脳と骨は大丈夫でしたが明日は再度病院なので休みを下さい。すいません」
けれど職場の返事は、なんと無理。人手不足にて朝だけでもという返事。
いや…病院は遠くて一時間半かかるうえに、どれだけ時間かかるかわかんないし
「どうしても明日は誰も交代がいなくて朝だけでも出て欲しい」
だから母子家庭で連れて行けるの私だけで、朝の出勤だと今から寝れないって…
どれだけ訴えても無理でした。なので私は
「わかりました。明日の朝は出ます」
とキレて宣言して電話を即切り。
そして仕事を辞める決心をしました。
徹夜の間は怒りが収まらず、付き添いの猫に慰められ朝の勤務を迎えました。
マロコ「付き添ったでし!!夜行性をなめんにゃでし!!」
そして同僚たちに、今回の件を話した所…
「ありえない…」
勤務を終えて自宅に急いで帰る前に、オーナーのラインに退職の話を後日したいと
連絡を入れ、そして急いで娘を再度病院へ。
到着は11時前にて人で満杯、まず駐車場に入るのに30分かかりました(´；ω；`)
トイレ…漏れそうでした…(´；ω；`)我慢限界ﾃﾞｼﾀ…
そこからも大きな病院あるあるで、長時間待ち
やっと呼ばれて色々と検査をして貰い
一番心配だった神経等への影響はなしとの事。
ただ傷はどうしても残ると。あとは縫うか、縫わないか。
先生が念入りにチェックしてくれて、幸いにも固定テープでいけそうだと。
病院もこれなら近くの外科でいけそうだけど、このまま様子見でいけそうだ。
娘と良かったねーと喜び合い帰宅。そしてバタンキュー。
本日の夜8時ごろに突然のオーナー自宅突撃あり。起こされた（#^ω^）
そして全面謝罪を受けました。てか…突撃すんなや…。
何度も謝罪を受けましたが、私はこれだけは言いました。
「子持ちにとって子の為に働く母親にとって、子の緊急時に休みがとれないなら
そこで働き続ける事はできない。休ませられないなら雇う権利すらないです。
そのリスクを考えた上で雇って下さい。社員ではなく私たちはパートです」
配慮が足らなかった、言う通りだ、今後は勿論休めるようにするのは当然だし
全面的にこちらが悪かった、申し訳なかった。
ま、妹が癌になった時に泣いてくれた人ですし、理解してくれたのなら何よりです。
私だけでなく全従業員に言える事ですよ?と。
人手不足で迷惑かけているのも承知で、それでも言います。
そこで一言「子供さんお大事に」と言えるだけで違いますよと。
互いに知った仲なので言えた事ですが、頭を下げて謝罪されました。
というわけで色々とありましたが、退職はなしとなりました。
ちなみに近くで、口をモッチャモッチャしながら見守っていた
KYの子がいた事を報告します。
メロ「ごあん食べたわYO!!」
ぺったん したユーザ
ぺったん
最近のコメント