猫見つかりました！(帰宅)

2018年3月2日(金)

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今、チビが帰ってきました。

向かいの家のご家族は猫嫌いですが、とても親切に対応してくれました(泣)
嫌いでも生き物に対する情のある方でした。
一度お詫びの品はお持ちしたのですが、後日改めてお礼したいと思います。

まず、昨日。
朝イチで床下換気口の柵を切って頂けました。
…が、高さが足りず自力での脱出は無理でした。

夕方に向かいの家のご家族や母と相談し、明日(本日)以降に床下点検口からの救出を試みるという事で昨日は終わりました。
夕方だと食事の時間帯ですし、チビ自身もご飯を食べたら疲れて寝てしまったらしく呼んでも反応がなくなったというのもあります。

自宅ではないので畳をあげての作業を何度もお願いするわけにもいかないので、その点でもよく考える必要がありました。

業者を頼むか市役所・消防・警察などに協力を要請するか？
仕事に行きながら色々と考えてシミュレーションしてみました。
捕獲に関してはとにかく色んな状況を想定してっていうのが大事、というか、発想が貧困なのでシミュレーションしないと最善策が見えてこないので。

そうこうしてて思い出したのが捕獲器でした。
一昨年の引越の際に念のため捕獲器を購入しており、度々使用していました(主に外猫の保護や手術)。

踏み板式で扉の下に穴が空いており、そこへ踏み板と鎖で連結されている棒を通すタイプなので開けた扉の分の高さが不安要素でした。
それでも床下に潜らず猫を極力刺激せずに捕まえるには捕獲器が最善ではないかと結論。

ただ、向かいのご家族的に『挨拶程度しかしない隣人を宅内へ招く』というのは抵抗があるのでは？という懸念がありました。
最終的にはこの懸念は杞憂に終わってます(笑)

一旦ここまで考えて仕事に向かったのですがチビに噛まれた傷から炎症をおこし、熱が出るわ傷(両手親指付け根)は痛いわで仕事は早退。

始発で帰宅したので少し寝たら寝過ごしました…。

向かいの奥さんが「チビちゃんまた鳴き始めたわよー。ご飯あげる？」と呼びにきてくれたんです。
本当に良い人達です。

このタイミングで「ご飯はあげずに床下点検口から捕獲器を仕掛けたい。ご飯とマタタビ、捕獲器はすぐに用意出来る」という事を相談しました。
奥さんは快く承諾して下さり、丁度ご主人も出てこられたのですぐに作業してくれるとのこと。

私も捕獲器の準備をし、向かいの家へ伺うと畳をあげるところでした。
家の裏から点検口のある部屋へ行けるとの事で通され、捕獲器を持ちながら作業を見守ります。
(手伝いたかったのですがズカズカと家へ入る勇気はありませんでした…)

ご主人がパカッと板を外すと…真下にチビの姿が！
全員「え?!」
チビも「え?!」
の状態で対面出来ました。

チビ自身はパニックになることもなく「あれ？」という感じでした。
ご主人と奥さんが「私達は外に行くから呼んであげて」と仰って頂けたので、家へあがらせてもらいました。
慎重に名前を呼んで、よそ見したらマタタビで意識をこちらに向けて。
チビが安全と認識するまで待ち、自分の意志で出てきたところを抱き上げました。

前の日記にも書きましたがチビは私猫なんです。
例え外でも私のことだけは安全と認識してくれていたからこそ抱き上げることが出来たと思います。
これが他の猫だったらこんなにすんなりはいかなかったと思うとちょっとゾッとします。

抱っこでは暴れる危険性があり、私自身が手の傷から力が入らなかったので、すぐに捕獲器に突っ込みました。
かなり暴れましたがこちらも意地で押し込めて捕獲となりました。

協力してくれた向かいのご主人と奥さんに何度もお礼を言いながら引き揚げたのですが、その間興奮状態だったチビは鼻血を出してました。
ごめんね。

余談ですが興奮して鼻血はよくあります。
以前、病院に連れて行った猫が会計待ちの間に鼻血をだして私がパニックになった時、獣医師の先生に言われました。
そーゆー時の猫の鼻血は比較的すぐに止まります。

家に帰ってからまず保護猫のいる部屋に入れ、部屋を締め切り様子見。
暴れてたわりに冷静でした。
なのでキャットドアを除湿機で塞ぎ部屋を解放。
とにかくご飯を食べて移動、またご飯を食べて移動を繰り返して最終的にはベランダへ。
そっとしておこうと思ったので今は様子は見ずにキャットドアの前で番をしながらこれを書いています。

以上が保護までの流れです。
長文にお付き合い頂いて有難うございました。
また心配して下さった皆さん、無事に帰ってきました！
かなり精神的に苦しかったですがネコジルシ以外にも色々なところで励ましてもらい、何とか保護が出来ました。
こういった事があると自分一人で猫を飼っているんじゃないんだと思えます。

本当に有難うございました。

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