一か月程前、もんじゅが多発性嚢胞腎の疑いとの診断を受けてから本日までに、体調や検査結果に合わせて随時指示されていったのは以下のこと。
・フードを腎臓ケアの療法食へ切り替えていく。
・サプリ(カロナールコンボ)を朝夕1回与える。
・3日に一度の皮下輸液。(自宅にて)
・ラプロス投与(降圧剤として)
・セレニア投与(吐き気止め・必要に応じて)
尿検査の結果からは、本当は、もう少しお薬が必要らしいけど、とりあえずは輸液とサプリ優先で。もんちゃんがあまり嫌がらないように、との配慮から。
一番初めに指示されたのは、ご飯の療法食への切り替え。
とりあえず、病院から、サンプルたくさんいただきました。
・ロイヤルカナン(腎臓サポート・セレクション・スペシャル):3種類
・ドクターズケア:2種類(チキン・フィッシュ)
・JPスタイル キドニーキープ
・サニメド
・ヒルズK/D
・SPECIFIC
・ベッツセレクション:2種類(BP・PP)
このなかで、もんちゃんが一応口にしてくれたのは
『ドクターズケア チキンテイスト』
食いつきが、かなり良かったのは
『ロイヤルカナン スペシャルドライ』『ベッツセレクション(BP・PP)』
この上記3社製品4種類は、そのまま与えても普通に食べてくれるとわかりました。
療法食への切り替えは、意外に楽にいけそう!
そうです、このときの私は、知る由もありませんでした。
この世の中に数多に存在する、猫あるある(猫飼いあるある)。
それには、闘病中猫あるあるも、やはり存在するのだということを。
早速、いちばん食いつきが良かった『ベッツセレクション』のBPを病院で翌日購入。同時にネットでも、PPを注文。
そして、病院で購入してきたばかりのフードを、早速あげてみたところ、
『・・・・・・・』
もんちゃん、フンフンと匂いを確認した後、
隣りのお皿に入ってた、いつものカリカリをポリポリし始めちゃいました。
あれ?
突然すぎたかな、と。
いままで食べてたカリカリに、ちょっと混ぜてから、再度トライ。
ところが、です。
食べない。
は?
え??
サンプル、パクついてたよね?
昨日は、こっち選んでたじゃん! あんなに食べてたじゃん!!!
猫あるある ①
『サンプルは食べたくせに、お金を出して購入したとたん、食べなくなる』
さらに、そのぷいっとされたベッツセレクションを、
もんちゃんの母ささみ様が、たいそうお気に召してしまったらしく・・・(;´・ω・)
おまけにきぃちゃんまでも、
『いつものよりはこっちが好きよ』と言わんばかりに、そっちばかりを選んで食べてしまいます。
い、意味がない💧
猫あるある ②
『療法食、食べてほしい子が食べずに、食べなくていい子が食べてしまう』
「療法食って、健康な子が食べちゃダメですよね?」
先生に確認してみれば、
「ちょっとくらいは大丈夫ですけど、常食にするのはダメ。太っちゃいますよ」
「肝心のもんちゃんじゃなくて、他の子がゴハン、食べちゃうんです(-"-;A ...
うちはお留守番の時間があるので、置き餌しなきゃいけなくて」
「うーん、そしたら、外出前には、もんちゃんにだけ療法食のウェットを食べさせて、留守中はいままで通りのカリカリを置いておく。っていうほうが、まだいいかもですね。」
「ああ、ウェットフード! なるほど!」
「シチュー缶とか、食いつきもいいですよ」
先生の言葉とググってみたところのレビューを信じて、ヒルズのK/Dシチュー缶、試しに3缶ずつをネットで購入。ついでに、めぼしい腎臓ケアのウェットフードも2つくらいずつ、数種類。こういうとき、多頭飼いって、ちょっと気持ちが楽です。
『とりあえず、まあ、誰かが食べてくれるよね(^^;)』
そして早速、届いたシチュー缶をあげてみたところ。
『食べた! しかも食いつきめっちゃいい!
とりあえず、箱買いしとこう』
—―ツナとチキンの2種類、それぞれ24缶ずつ。
しかし、それが届いた、そのころには。
『・・・・・・』
「・・・先生、もんちゃん、飽きちゃったみたいなんです」
猫飼いあるある③
『棚が、食べなくなったゴハン・おやつ類でいっぱいになっていく』
「大丈夫です。一度食べてたなら、ぜったいにまたブームが来ます! 」
猫あるある④
『忘れたころ、その猫のなかで食べなくなったゴハンのブームがくる(・・・こともある笑)』
「食べた!」
「だめだ~、食べない!」
もんちゃんのフードのテイスティングの結果に、連れ合いと一喜一憂。
何度となく飽きることなく似たようなことの繰り返し。
ちなみに購入した腎臓ケア用のウェットフードは、全猫全滅しました。
ロイカナ、アニモンダ、フォルツァ10・・・。美味しそうな匂いなんだけどな。
先生曰く
「とにかく食べることが優先」
もちろん療法食を食べてくれるなら、それが一番。
でも無理なら、シニア食を、それでもダメなら普通食やおやつだってOK。なんでもいいから、猫ちゃんが食べれるものを食べさせて、少しでも栄養をとらせること。
それでも、やはり気になってしまって、聞いてみました。
「ちゅーるとか、あと他にも普通のおやつとかって、もんちゃんにあげていいんですかね?
お薬とサプリ、ちゅーるに混ぜたら、食べてくれるんですけど、それって本当は大丈夫なのかなって」
普通のご飯に混ぜるならともかく、健康な猫ちゃんにさえ与えすぎはどうかなという成分のあるおやつ類で、お薬を飲ませてしまっては、薬やサプリの意味すらなくなってしまうんじゃないかな、と思ったんです。
まあ、まあ、いまのもんちゃんの血液検査の数値をみれば、そんなことを気にしてる場合ではないんでしょうが(苦笑)
「大丈夫。それでお薬とサプリ飲んでくれるなら、いくらでもあげてください。うちの子なんて、ちゅーると焼きかつおだけで栄養とってた時期があります」
思わず、笑ってしまいました。
先生がお家で飼っている猫ちゃんが、もんちゃんより1つ年上の6歳で、同じ病気(多発性嚢胞腎)だということ。いまは状態がよくなくて入院していること。
それは、もんちゃんに嚢胞がみつかったときに、先生から聞いていたプライベートなお話し。
だからでしょうか、先生のおっしゃることは専門医としての意見というよりも、
同じ病気を抱えた子の飼い主として、同じ立場にいるからこその見解という印象がして、
なんというか、温かいんですよね。
ああ、わかってくれてるんだなあって。
運よく、私たちと治療方針についての考え方が合っていた先生だった、ということもあるのでしょうが。
猫飼いあるある⑤
動物病院(先生)との相性って、本当に大切。
診断をうけてから、そろそろ一か月。
正直、まだまだしんどい毎日だけど、なんだかんだといって私はまだまだ恵まれてるんだとも気づく日々。
ゆっくり、あせらず、頑張ろう。
『せんせいはすきだけど、びょういんはきらいなの!』
もんじゅ、病院より帰宅後、キャリーの上から猛抗議💧
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