先天性心疾患と診断されたももちゃん。
体重も少しずつ増えたものの、薬を飲ませていても心拍、呼吸は落ち着かず。
更に、下半身になかなか肉がつかない日々を送っておりました。
不調な際には動物病院で診てもらうも、心臓が悪いから仕方ないね...と言われ、詳しい検査を頼むも、心電図でこれだけの異常が出ていたら、間違いないよ。と諭されるばかり。
ここでもっと疑っていれば良かったのに。
馬鹿な私は、先代猫ちゃん達もお世話になっていた事もあり、すっかりお医者さんを信頼してしまいました...。
今月に入り、安定していたももちゃんの容態が、徐々に徐々に悪くなりました。
最初は嘔吐。その時、本当に人間のような、高い悲鳴を上げるように、何度も吐いたのを忘れられません。
これはおかしいといつもの動物病院に駆け込んでも、やはり、心臓悪いと吐くだけでかなりのダメージになるからね...と言われ、点滴、そして注射を２本打たれて診察は終了でした。
その日から、ももちゃんの元気はみるみる無くなり......セカンドオピニオンを受けようと、ようやく思い立ったのです。
行きつけのペットショップの店員さんが教えてくれた、動物病院。24時間365日患者を受け入れてくれる、高度医療機器の揃った病院です。
家から30分ほどかかりますが、電話をして、連れていきました。
今までの経緯を説明したところ、とにかく詳しい検査をしようと言われ、待つこと15分。
再び通された診察室で言われた言葉は衝撃でした。
｢心臓以前の問題です｣
詳しく話を聞くと、レントゲンを撮った時点で、先天性横隔膜ヘルニアが発覚したのだそうで...。
生まれつき横隔膜が破れているか正常に形成されていないらしく、腸や肝臓など、本来は腹部になければならない臓器がほとんど肋骨内に収まってしまい、心臓が全く写らない状態でした。
頭が真っ白になって、ことばもでませんでした。
先生の説明を聞けば聞くほど、思い当たる節ばかり。
私は何をしていたんだろう...と情けなさとももちゃんへの申し訳なさで、涙が滲んでしまいました。
そのままももちゃんは入院となり、昨日、手術も無事成功しましたが、やはり長期に渡り臓器が移動したままだったので、肺や肝臓に癒着が見られ、剥がす時に挫傷したそうです。
それでも、ももちゃんは耐えきってくれました...。
なんて強い子なんだろうと、本当に本当に、嬉しかった。
帰ってきたら、今まで以上に大切にするからね。
不甲斐ない私を許してね、と面会に行く度に思います。
もっと早く気付いてあげられたら。
もっと最初から疑えば。
自分自身に対する憤りは、まだまだ消えそうにありません。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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